安積班シリーズ(2023年01月06日現在)
- 二重標的 東京ベイエリア分署
- 虚構の殺人者 東京ベイエリア分署
- 硝子の殺人者 東京ベイエリア分署
- 蓬莱
- イコン
- 警視庁神南署
- 神南署安積班
- 残照
- 陽炎 東京湾臨海署安積班
- 最前線 東京湾臨海署安積班
- 半夏生 東京湾臨海署安積班
- 花水木 東京湾臨海署安積班
- 夕暴雨 東京湾臨海署安積班
- 烈日 東京湾臨海署安積班
- 晩夏 東京湾臨海署安積班
- 捜査組曲 東京湾臨海署安積班
- 潮流 東京湾臨海署安積班
- 道標 東京湾臨海署安積班
- 炎天夢 東京湾臨海署安積班
- 暮鐘 東京湾臨海署安積班
- 秋麗 東京湾臨海署安積班
このシリーズは当初は「ベイエリア分署」だった舞台が「神南署」、「東京湾臨海署」と変化しています。
私は警察小説としてはエド・マクベインの87分署に一時期はまったことがあるのですが、組織ではなく個々人のキャラクターが書き分けられているのがその最大の魅力でした。
本シリーズを読んでいてその87分署シリーズを思い出しました。
チーム内の個々人を描写する場合、その各人をまとめる人物が更に描けてなければ面白くないのは勿論です。
本『安積班シリーズ』の場合、安積剛志警部補ということになるのですが、この安積警部補に関して言えば、細かいところにこだわり常に部下の顔色を伺う普通の人間として描かれています。
しかし、そうは言いつつも要所を締めるそのさまが良いのでしょう。今野敏と言う作家の力量が示されている非常に面白いシリーズとして大人気の作品になっているのです。
テレビでは佐々木蔵之介主演で「ハンチョウ」としてドラマ化され、好評なようなのでご存知の方も多いでしょう。
『ハンチョウ〜神南署安積班』としてシーズン4まで、その後佐々木蔵之介演じる安積剛志の異動に伴い『ハンチョウ〜警視庁安積班』としてシーズン5、6が放映されています。