感染遊戯   ( 誉田 哲也   2020年11月28日

本書『感染遊戯』は、誉田哲也の人気シリーズ『姫川玲子シリーズ』の第五弾となる連作の短編小説集です。 個々の物語は独立しているようでいて、全体として一つの物語として成立するという作者の仕掛けが見事にはまった一冊です。 &n … “感染遊戯” の続きを読む

始まりの木   ( 夏川 草介   2020年11月25日

本書『始まりの木』は、『神様のカルテシリーズ』の著者による民俗学を通して学ぶこと、生きることの意味を考える長編小説です。 民俗学の准教授がフィールドワーク先の現場で行う大学院一年生に対しての心豊かな講義は必読です。 &n … “始まりの木” の続きを読む

ライオンのおやつ   ( 小川 糸   2020年11月22日

本書『ライオンのおやつ』は、一人の女性がホスピスで過ごした最後の日々を描いた、新刊書で255頁という長さの長編のヒューマンマンドラマです。 本の頁数はちょうどいいのですが、内容としてはあまり好みとは言えない作品でした。 … “ライオンのおやつ” の続きを読む

彼女は弊社の泥酔ヒロイン :三友商事怪魔企画室   ( 梶尾 真治   2020年11月20日

本書『彼女は弊社の泥酔ヒロイン :三友商事怪魔企画室』は、コミカルと言い切っていいのか不明なヒーローものの長編SF小説です。 文庫本で261頁というあまり長くない作品ですが、私の好みからは少し外れた作品でした。 &nbs … “彼女は弊社の泥酔ヒロイン :三友商事怪魔企画室” の続きを読む

雨に殺せば   ( 黒川 博行   2020年11月17日

本書『雨に殺せば』は『大阪府警捜査一課シリーズ』二作目の320頁という長さの長編警察小説です。 前作の『二度のお別れ』に続いて第二回のサントリーミステリー大賞で佳作になった作品であり、やはり正統派のミステリー作品です。 … “雨に殺せば” の続きを読む

二度のお別れ   ( 黒川 博行   2020年11月15日

本書『二度のお別れ』は『大阪府警捜査一課シリーズ』の一作目の長編(214頁)の警察小説です。 第一回サントリーミステリー大賞で佳作になった作品であり、疫病神シリーズから黒川作品に入った私には意外ともいえる正統派の長編のミ … “二度のお別れ” の続きを読む

時砂の王   ( 小川 一水   2020年11月12日

本書『時砂の王』は、作者の小川一水が初めて時間ものに挑んだという長編のSF小説です。 時間を遡行して過去を改変しETを撃退しようと試みる人類の姿が描かれる、文庫本で276頁という短めの作品であるにもかかわらず読みがいのあ … “時砂の王” の続きを読む