『任侠シリーズ』とは
本『任侠シリーズ』は、やくざが出版社や学園の運営、更には病院経営などにまで手を出すという人気シリーズです。
『任侠シリーズ』の作品
『任侠シリーズ』について
まず、本書『任侠シリーズ』の「任侠」という文字の表記ですが、「俠(きょう)」という文字が表示されないサイトが散見されるため、Amazonの表記に合わせ、書籍に記載されている『任俠』という文字ではなく『任侠』という文字を使用しています。
人名用漢字の新字旧字 : 参照
本書『任侠シリーズ』の中心人物である阿岐本雄蔵は、全国のやくざに顔がきく阿岐本組の組長です。
そして、その阿岐本組の代貸が日村誠司であり、阿岐本組長の指示で出版社、学校、病院、浴場、映画館といった様々の難題に立ち向かっていかなければならない、まさに中間管理職の悲哀が描かれます。
と言っても悲壮感漂う物語ではなく、コミカルな娯楽小説です。
単純に娯楽に徹した物語として非常に良くできている面白さ満載のお勧めのシリーズ作品です。
ちなみに、この『任侠シリーズ』のスピンオフ作品として、『マル暴シリーズ』が出版されています。2024年12月20日現在では、『マル暴甘糟』『マル暴総監』『マル暴ディーヴァ』の三冊が出されています。
この『マル暴シリーズ』は、本『任侠シリーズ』でほんの少しだけ顔を出している、気の弱いマル暴刑事である甘糟を主人公としたユーモアに満ちた警察小説で、こちらもお勧めです。
また本『任侠シリーズ』第二作の『任侠学園』を原作として、西田敏行、西島秀俊のダブル主演で映画化もされています。
追記:2025年1月8日に『任侠梵鐘』が出版される予定です。