大沢 在昌 雑感
『大沢在昌』のプロフィール
1956(昭和31)年愛知県生れ。慶応義塾大学中退。1979年、『感傷の街角』で小説推理新人賞を受賞し、作家デビュー。1991(平成3 )年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞を受賞。1994年『無間人形 新宿鮫4』で直木賞を受賞する。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年、これまでの業績に対し、日本ミステリー文学大賞が授与される。2012年『絆回廊 新宿鮫10』にて、4度目の日本冒険小説協会大賞を受賞する。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞受賞。『冬芽の人』『ライアー』『雨の狩人』など多数の著書がある。引用元:大沢在昌 | 著者プロフィール – 新潮社
『大沢在昌』について
『大沢在昌』という名前を最初に聞いたのは『黄龍の耳』という漫画の原作者としてだったのか、『新宿鮫』という日本推理作家協会賞受賞作品の著者としてだったのか、今では定かではありません。
でも、漫画の原作者の名前を覚えていたのですから、その漫画自体を面白く読んでいたのでしょう。実際、ちょっと調べてみたらスーパーヒーローが大活躍するその内容もすぐに思い出しました(でも忘れてはいたということです)。
この作家も作品数が多い。基本的にハードボイルド、アクションものと言えるのでしょうが、中に『らんぼう』のようなコメディタッチの作品もあります。
種々のジャンルを書き分ける多作の作家ではありますが、エンターテインメント小説の書き手として抜群の面白さを持つ、職人的な作家さんの一人であることは間違いありません。
私が読んだのは全作品中の3分の1位でしょうか。なかなか読破とまではいかないようです。
また、同じくベストセラー作家である宮部みゆきや京極夏彦らと共に「株式会社大沢オフィス」を設立したこともミステリーファンの間では有名な話ですね。公式サイトは「大極宮」です。
追記:
2022年の秋の褒章が発表され、『大沢在昌』氏が紫綬褒章を受章されることになりました。
自分がファンである作家さんが受章されること、それもハードボイルド分野の作家さんが認められたことはうれしいものです。
本当におめでとうございます。
詳しくは下記サイトを参照してください。