『機捜235シリーズ』とは
本『機捜235シリーズ』は、第二機動捜査隊に所属のコールサイン「機捜235」の機捜車に乗る隊員を主人公とする警察小説シリーズです。
特捜隊という珍しい部署を舞台としている今野敏らしく読みやすいバディものの作品で、とても面白く読みました。
『機捜235シリーズ』の作品
『機捜235シリーズ』について
本書『機捜235シリーズ』の舞台となる「機動捜査隊(きどうそうさたい)」とは、都道府県警察本部の刑事部に設置されていて、犯罪発生の初期段階で犯人を検挙することを目的としている組織のことを言い、通称は機捜隊(きそうたい)、または機捜(きそう)と呼ばれています。
普段は捜査用車で警ら活動をしており、重要事件発生の際は犯罪現場に急行し、事件の初動捜査に当たることを任務としています。( 以上 ウィキペディア : 参照 )
本書『機捜235』のタイトル「機捜235」というのは主人公らが乗る機捜車のコールサインのことです。最初の2は第2機動捜査隊を、次の3は第3方面隊を、最後の数字はこの班の5番目の車ということを意味します。
本書『機捜235』の主人公は30代の高丸卓也巡査部長であり、その相棒は縞長省一という50代後半の巡査部長です。
この縞長という相棒が、見当たり捜査の達人という設定であり、縞長が指名手配犯を発見するところから物語が展開するのが基本の形のようです。
2022年7月の時点でシリーズ第二弾の『石礫 機捜235』まで出版されています。
ちなみに、2020年4月から、中村梅雀が演じる縞長省一が主役となり、テレビ東京系列でテレビドラマ化されているそうです。