興信所を営む曽根崎栄治の前に、女子高生・民代が現れる。十九年前に突然姿を消した恋人・真弓が産んだ栄治の娘だと主張する彼女は、二人の人物を探して欲しいと依頼する。半信半疑ながら栄治が調査を進めるうち、民代は、調査対象者のどちらかが世間を騒がす残虐な連続監禁殺人事件の犯人だと言いだし…。この子は一体、何者なのか。犯人の正体は何なのか。ノンストップ恋愛ホラーサスペンス!
長編のホラーサスペンス小説です。
曽根崎栄治という興信所を経営する主人公の前に、曽根崎の娘だという女子高生が現れて人探しを依頼する。
報酬は今話題の猟奇殺人事件の犯人と、曽根崎が昔愛した女性の日記だという。曽根崎はその依頼に応じて探索を開始するが、その先にあるのは常軌を逸した出来事だった。
ホラーテイストが強い、この作家らしい作品です。いわゆるノンストップホラーと呼ばれる範疇に入るのでしょう。紹介文には「恋愛ホラーサスペンス」とありました。
「ストロベリーナイト」等に比べると若干キャラが弱いというか、ちょっと見劣りするけど、それでも面白い作品です。