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貴志 祐介 雑感

この人はホラー作家だと思っていました。しかし、「クリムゾンの迷宮」や「新世界より」を読む限りでは確かにホラーテイストはあるものの、「恐怖」を売りにするのではなくて、その強烈なイマジネーションで構築される世界で展開される物語こそが本来の魅力だと思うようになりました。

「黒い家」の恐怖でさえも作者の想像力の強さがあってこその物語であると思うのです。

とにかく簡単に読める作家ではないのですが、一度その世界にひたるとその魅力に捉われてしまう気がします。

[投稿日] 2015年04月09日  [最終更新日] 2015年4月9日
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