荻原 浩 雑感
1956(昭和31)年、埼玉県生れ。成城大学経済学部卒。広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。1997(平成9)年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞を、2014年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞受賞を、2016年『海の見える理髪店』で直木三十五賞を受賞。著作に『ハードボイルド・エッグ』『神様からひと言』『僕たちの戦争』『さよならバースディ』『あの日にドライブ』『押入れのちよ』『四度目の氷河期』『愛しの座敷わらし』『ちょいな人々』『オイアウエ漂流記』『砂の王国』『月の上の観覧車』『誰にも書ける一冊の本』『幸せになる百通りの方法』『家族写真』『冷蔵庫を抱きしめて』『金魚姫』『ギブ・ミー・ア・チャンス』など多数。( 荻原浩 | 著者プロフィール | 新潮社 : 参照 )
2004年に発表された『明日の記憶』が第2回本屋大賞の第2位となっています。
更にこの『明日の記憶』という作品はあの渡辺謙の手で映画化されています。
私は荻原浩という作家の存在は全く知らずに、渡辺謙初主演の映画映画ということでこの映画を見たのですが、テーマがテーマだけに、渡辺謙の演技や映画の出来よりも、その若年性のアルツハイマーという病気の存在に衝撃を受けていました。
他に『愛しの座敷わらし』が水谷豊の主演で映画化されています。
その後、何かの折にネットで「ユーモア小説」を検索すると必ずと言っていいほどに荻原浩という名前が出て来ます。
その際に上記二本の映画の原作者が荻原浩という作家だと知り、荻原浩という名前が頭の隅に残るようになりました。
なお、2016年7月に『海の見える理髪店』で第155回直木三十五賞を受賞されています。