『トリック 劇場版』の堤幸彦監督が、山本周五郎賞を受賞した荻原浩の同名小説を渡辺謙、樋口可南子共演で映画化したドラマ。若年性アルツハイマー病に突如襲われた50歳の働き盛りのサラリーマンと、そんな夫を懸命に支えようとする妻との絆を綴る。(「キネマ旬報社」データベースより)
知人から借りたDVDで観たのですが、若年性アルツハイマーという重い話なので見ていて辛いものがありました。渡辺健が原作に惚れこんで自ら原作者に映画化のお願いをしたという話です。映画自体は監督が堤幸彦ということもあり、感動的なものではありました。
普通のサラリーマンが普通の生活の中で次第に物忘れがひどくなっていき、ついには愛する妻でさえも認識できなくなる。その忘れ去られていく妻を樋口可南子が好演しています。
レビューを見ると概して好意的なようです。しかし、良い映画かもしれませんが、現実逃避と言われるかもしれませんが、やはりあえてつらい現実を見つめる気持ちにはなれず、個人的にはエンタメものの方がいいですね。