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恒川 光太郎 雑感
東京都武蔵野市出身
大東文化大学経済学部卒業
受賞歴
2005年 「夜市」で第12回日本ホラー小説大賞受賞。
2005年 『夜市』で第134回直木賞候補
2006年 『雷の季節の終わりに』で第20回山本周五郎賞候補
2007年 『秋の牢獄』で第29回吉川英治文学新人賞候補
2008年 『草祭』で第22回山本周五郎賞候補
2011年 『金色の獣、彼方に向かう』で第25回山本周五郎賞候補
2014年 『金色機械』で第35回吉川英治文学新人賞候補
2014年 『金色機械』で第67回日本推理作家協会賞(長編・連作短編集部門)受賞
まだ一冊しか読んでいないので何も書くことはないのですが、どうも異世界とのかかわりを描かれていて、その異世界の方向でホラーであったり、SFであったりと変化される作家さんのようです。その作風は個人的には決して嫌いではない作家さんのようで、まずは『夜市』を読まねばなりません。
[投稿日] 2015年10月27日 [最終更新日] 2015年10月27日
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異世界との交流を描かれる作家のおすすめ
作風がまだ定かではないので、とりあえずダークな雰囲気もある異世界との交流を描かれる作家さんを集めてみました。
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- 「十二国記シリーズ」は、古代中国思想を基盤にした異世界ファンタジーです。シリーズを通しての主人公は存在しないけれど、各作品の登場人物は時代を超えてリンクし合っています。未読ですが、かなり評判が良いようです。
- 上橋 菜穂子
- 日本のファンタジー小説の第一人者です。精霊の世界と重なった二重構造をしているという世界で、女用心棒バルサの活躍を描く「守り人シリーズ」は、人類学者である著者が著した児童文学で、野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞他多数の賞を受賞した作品です。児童文学とは言いつつも十分大人の鑑賞に耐えうる、安定感のある構成の作品です。「鹿の王」では第12回本屋大賞も受賞されています。また、「獣の奏者」という、異世界の地を舞台とするファンタジー巨編もあります。
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- 家族を取り戻す為、母と自分の運命を変える為に異世界へと旅立った小学5年生の三谷亘を描いた作品として「ブレイブ・ストーリー」があります。また、「英雄の書」は、同級生を殺傷し行方不明になった兄を探し、本の助けを借りて、消えた兄を探すために“無名の地”へと旅立つ、小学五年生の森崎友理子の活躍を描いた作品です。
- 半村 良
- 恒川光太郎の作品の『金色機械』を読んでまず思い浮かべた作家が半村 良であり、「妖星伝」でした。この作品はミステリーの香りはないのですが、他者を喰らってしか生きられない人間について考察している作品でもあります。他に直木賞を受賞した「雨やどり」のような、新宿を舞台にした一級の人情小説も書かれています。
- 道尾 秀介
- もともとはホラー小説でデビューされました。その後少々ダークですがミステリー色の強い「シャドウ」のような作品も書かれるようになり、「笑うハーレキン」のような未来志向のエンターテインメント小説も書かれています。