道尾 秀介

イラスト1
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文庫

中央公論新社

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経営していた会社も家族も失った家具職人の東口。川辺の空き地で仲間と暮らす彼の悩みは、アイツにつきまとわれていることだった。そこへ転がり込んできた謎の女・奈々恵。川底に沈む遺体と、奇妙な家具の修理依頼。迫りくる危険とアイツから、逃れることができるのか?道尾秀介が贈る、たくらみとエールに満ちた傑作長篇。(「BOOK」データベースより)

 

家具職人だった東口の再生する姿を描く長編小説です。

 

ある日突然、ホームレス家具屋東口のもとに弟子志願の若い女が現れ、ホームレスたちとの奇妙な共同生活が始まる。

文字どおりの”疫病神”に付きまとわれている東口は、ある日奇妙な本棚修復の依頼を受ける。

仕事、仕事で結局は会社を失い、更には供まで死なせてしまった男、東口の回生の物語。

 

この作家の作品はまだあまり読んでいないのではっきりとは言えないのですが、作風は決して明るくはない感じがしました。一応本書も未来志向の作品と言っても間違いではないと思うのですが、どうもその未来がバラ色を感じさせないのです。

物語としては、巧妙に張られている伏線が終盤生きてきて、話の展開が良く練られている印象がして面白いです。ただ、派手なアクションといった展開とは無縁のお話なので、主人公の回生の物語として読めば十分に楽しめる作品だと思います。

[投稿日]2015年04月20日  [最終更新日]2020年3月3日
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