森村 誠一

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文庫

中央公論新社


“K岳山頂から灯火を愛の信号にして送る”山麓で待つ恋人・湯浅貴久子にそう約束して山頂を目指した影山隼人だったが、送られてきたのは遭難信号だった!翌朝、山仲間の真柄慎二と救援隊により影山の遺体が発見された。事故か、他殺か?遺されたヘルメットは何を物語る!?北アルプスの高峰に構築された密室で起きたこととは―。山岳ミステリーの白眉!(「BOOK」データベースより)

 

送られてきたのは愛の信号ではなく救難信号だった。山を舞台に繰り広げられる、長編の山岳推理小説です。

 

山で影山眞柄の二人に助けられた貴久子は、二人からプロポーズを受けることになったが、影山を選んだ。

しかし、その影山は落石事故でその命を落としてしまう。その時影山がかぶっていたヘルメットを調べると落石事故ではありえない損傷があるのだった。

 

読んだのが三十年以上昔であるため、内容をあまり覚えていません。

ただ、森村誠一氏自身が山がお好きなのだろうと、山が好きだからこそ山をトリックの舞台として作品を書き上げたのだろうと思っていました。

とにかく山そのもの描写に惹かれ、そのために他に山を舞台にした作品はないかと色々読み漁っていたものです。

森村誠一の作品の中では『虚無の道標』や『日本アルプス殺人事件』などが山を舞台にした作品としてあげることが出来ると思います。

 

 

他の作者で言えば、山岳小説と言えば 新田次郎がいます。

孤高の登山家と言われた加藤文太郎をモデルにした『孤高の人』(新潮文庫上下二巻)や、もと中央気象台(今の気象庁)職員という著者の経歴を生かした富士山頂の測候所建設の様子を描いた『富士山頂』などを始め多くの作品があります。

 

 

他では、笹本稜平の作品に、第一級の山岳小説と冒険小説が合体した作品である『天空への回廊』や、奥秩父の山を舞台にした人間ドラマを描いた連作短編集である『尾根を渡る風』などがあります。

 

 

[投稿日]2015年04月20日  [最終更新日]2020年3月8日
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