海堂 尊

イラスト1
Pocket

文庫

文藝春秋

写真は Amazon にリンクしています。

楽天Booksは ひかりの剣 (文春文庫) [ 海堂尊 ] へ。


覇者は外科の世界で大成するといわれる医学部剣道部の「医鷲旗大会」。そこで、桜宮・東城大の“猛虎”速水晃一と、東京・帝華大の“伏龍”清川吾郎による伝説の闘いがあった。東城大の顧問・高階ら『チーム・バチスタ』でおなじみの面々がメスの代わりに竹刀で鎬を削る、医療ミステリーの旗手が放つ青春小説。(「BOOK」データベースより)

 

この人自身剣道をかなり極めた人のようで、これまでの話とは全く異なる青春小説です。

 

何よりも、主人公は「ジェネラル・ルージュの凱旋」の速水晃一と「ジーン・ワルツ」の清川吾郎であり、それに高階権太を始めとするチーム・バチスタの面々が絡んでくるのですから海堂ワールドが好きな人にとってはたまらない本ではないでしょうか。ただ、医学生ではあっても医療がらみのミステリーとは関係の無い剣道メインの青春小説なので、その点さえ良ければの話ですが。

また、章毎に視点を変える書き方も目新しくは無いにしても面白く読めました。

 

ただ、同じ剣道ものでいうと 誉田哲也武士道シリーズのほうがより読み応えがあったのも事実です。

 

 

というのも、少々剣道をかじったに過ぎない私くらいの力量の者では、そのトレーニングや対戦時の心理など、分からない箇所が少なからずあったのです。

どうも、この人の文章は頭が良すぎて、理屈が先に立っている感じが否めないところがあるようです。

 

いずれにしても、海堂ワールドには欠かせない一冊でしょう。

[投稿日]2015年04月08日  [最終更新日]2019年2月17日
Pocket

おすすめの小説

剣道をテーマにしたおすすめの小説

武士道シリーズ ( 誉田 哲也 )
16歳、17歳、18歳と、ある剣道少女の成長物語です。青春小説の王道です。
武曲(むこく) ( 藤沢 周 )
ラップ命という高校生羽田融(はだとおる)が剣道部のコーチ矢田部研吾から一本を取り、剣道にのめり込んでゆく。高校生羽田融とアル中コーチ矢田部研吾の内面に深く切り込む「超純文学」。明るい青春小説ではありませんでした。
九月の空 ( 高橋 三千綱 )
少々古い本ですが、私の若い頃にはまった本です。「五月の傾斜」「九月の空」「二月の行方」という連作中編三作が収納されています。その中の「九月の空」が昭和53年の芥川賞を受賞しました。芥川賞受賞作だからといって堅苦しい作品ではなく、剣道を通して見た等身大の高校一年生が描かれている読みやすい本です。
藍のエチュード ( 里見 蘭 )
未読なのですが、東京藝術大学の剣道部が舞台の物語だそうで、面白そうなので私のメモ代わりに載せておきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です