紹介作品

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藤沢 周 雑感

一冊しか読んでいないので藤沢周という作家についての感想は未だ書けません。

その読んだ一冊についての感想を一言で言うと、人間の内心へ踏み込んだ描写が巧み、ということでした。経歴を見てみると芥川賞を受賞されていると知り、一人で納得したものです。「花村萬月」氏もそうなのですが、芥川賞を受賞するような作家さんはやはり「人間」を描くことが中心になるのでしょう。

ということで芥川賞受賞者をざっと眺めてみたところ、近年の受賞者の作品は吉田修一、辺見庸を除けば殆ど読んでいませんでした。1970年代の村上龍の「限りなく透明に近いブルー」、三田誠広、池田満寿夫、宮本輝、高橋揆一郎、高橋三千綱と結構読んでいるのですが、やはり純文学系の作品は読むのに体力を必要とするのでしょうか。

デビュー作は『ゾーンを左に曲がれ』(『死亡遊戯』と改題)で、『ブエノスアイレス午前零時』で第 119 回芥川賞を受賞されています。

[投稿日] 2015年04月18日  [最終更新日] 2015年4月18日