海堂 尊

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宝島社

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心臓移植の代替手術“バチスタ”手術専門の天才外科チームで原因不明の連続術中死が発生。不定愁訴外来の田口医師は、病院長に命じられて内部調査を始めた。そこへ厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔がやってきて…。『このミステリーがすごい!』大賞を受賞したのち「SUGOI JAPAN Award 2015」の国民投票で、過去10年間のエンタメ小説の中からベストテンにも選出された傑作医療ミステリー。(「BOOK」データベースより)

 

海堂尊のデビュー作であり、第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した長編の医療ミステリー小説です。

 

東城大学医学部付属病院では三件のバチスタ手術失敗での死亡事故が発生したため内部調査を開始することとなった。

その調査のために同病院不定愁訴外来の田口医師が選任されたのだが、田口医師にとっての問題は、厚生労働省の役人白鳥圭輔と共に調査をしなければならないことだった。

 

著者が現役の医師であることから病院という物語の舞台の描写は的確で、更に病院スタッフのキャラクター造形も見事で、医療現場の描写はリアリティーに富んでいます。

そして、何といってもの特徴は主人公の田口というキャラクターと厚生労働省の役人である白鳥調査官でしょう。

田口公平という通称愚痴外来を任されている実に人のいい医師と、強烈な個性の持ち主である役人の白鳥圭輔との掛け合いが見事です。

 

ただ、現実の医療現場を舞台とするミステリーであり、物語が面白いのは間違いないのですが、論理を振りかざした台詞回しは、それが特徴なのでしょうが、少々鼻につくところがあります。じっくり読まないとその意図が読み取れないのは私だけではないと思います。

しかし、その点を差し引いてもこの物語は面白いです。

[投稿日]2015年04月08日  [最終更新日]2019年2月14日
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