ノースライト   (  横山 秀夫 )   2019年4月7日

一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。施主の一家も、新しい自宅を前に、あんなに喜んでいたのに…。Y邸は無人だった。そこに越してきたはずの家族の姿はなく、電話機以外に家具もない。ただ一つ … “ノースライト” の続きを読む

歌舞伎町ゲノム   (  誉田 哲也 )   2019年4月4日

他人の人生を踏みにじり、生き血を吸う毒虫ども。享楽と喧騒の中に垣間見えた奇妙な友情。愛すれば愛するほど、壊れていく男と女。歌舞伎町には、この街なりの秩序というものがある。法では裁けない非道、そして現代の卑しき心の病魔を始 … “歌舞伎町ゲノム” の続きを読む

狼: 仕舞屋侍   (  辻堂 魁 )   2019年4月1日

表沙汰にできない揉め事の内済を生業にする九十九九十郎。元御小人目付で剣の達人でもある。若い旗本、大城鏡之助が御家人の女房を寝取り、訴えられていた。交渉は難航したが、九十郎の誠意あるとりなしで和解が成立した。だが鏡之助は九 … “狼: 仕舞屋侍” の続きを読む

仕舞屋侍   (  辻堂 魁 )   2019年3月31日

かつて御小人目付として剣と隠密探索の達人だった九十九九十郎。だがある事情で職を辞し、今は「仕舞屋」と称してもみ消し屋を営んでいる。そんな九十郎の家を、ある朝七と名乗る童女が賄いの職を求めて訪れた。父母を失ったという七は断 … “仕舞屋侍” の続きを読む

付添い屋・六平太 天狗の巻 おりき   (  金子 成人 )   2019年3月27日

「このまま年だけ重ねて、どうなさるおつもりですか」付添い屋稼業でその日暮らしを続ける浪人秋月六平太の行く末を案じる人間は、少なくない。一年前に姿を消した情婦、音羽の髪結いおりきは海を望む神奈川宿にいると知れたのだが、六平 … “付添い屋・六平太 天狗の巻 おりき” の続きを読む