小麦の法廷   ( 木内 一裕   2020年12月15日

木内一裕著の本書『小麦の法廷』は、新米女性弁護士の杉浦小麦を主人公とするソフトカバー版で291頁の長編のサスペンス小説です。 タイトルに「法廷」とはあるものの法廷場面はあまりなく、法律を知悉したアウトローを相手に法廷外で … “小麦の法廷” の続きを読む

江戸染まぬ   ( 青山 文平   2020年12月12日

青山文平著の『江戸染まぬ』は、新刊書で222頁という長さの短編時代小説集です。 本書は七編の物語からなっていて、各短編の悠然とした文章は読む者の心を穏やかにし、琴線に触れてきます。   粋がる旗本次男坊が、女で … “江戸染まぬ” の続きを読む

八本目の槍   ( 今村 翔吾   2020年12月9日

本書『八本目の槍』は、新たな視点で石田治部少輔三成の姿を再構成した、新刊書で394頁という長編の時代小説です。 それも実に現代的な観点から捉え直したものであり、私にとっては疑問符や感嘆符が飛び交う作品でした。 &nbsp … “八本目の槍” の続きを読む

疫病神シリーズ   ( 黒川 博行   2020年12月7日

本『疫病神シリーズ』は、イケイケのヤクザである桑原保彦と、建設コンサルタントをしている二宮啓之とのコンビを主人公とする、長編のピカレスク小説で構成されるシリーズです。 主人公二人の漫才のような会話と、綿密な取材に基づいて … “疫病神シリーズ” の続きを読む

ブルーマーダー   ( 誉田 哲也   2020年12月7日

本書『ブルーマーダー』は、『姫川玲子シリーズ』の第六弾となる、文庫本で470頁余りの長さの長編の警察小説です。 「ブルーマーダー」とは連続殺人鬼のことであり、本書は彼の生き方を中心としたサスペンス小説として仕上がっていま … “ブルーマーダー” の続きを読む

ムゲンのi   ( 知念 実希人   2020年12月5日

本書『ムゲンのi』は、ファンタジーの形を借りた仕掛け満載の、ソフトカバー版で上下二巻(上巻349頁、下巻364頁)という長さを持つ長編推理小説です。 さまざまなジャンルの物語が詰め込まれた作品で、2020年本屋大賞候補作 … “ムゲンのi” の続きを読む

感染遊戯   ( 誉田 哲也   2020年11月28日

本書『感染遊戯』は、誉田哲也の人気シリーズ『姫川玲子シリーズ』の第五弾となる連作の短編小説集です。 個々の物語は独立しているようでいて、全体として一つの物語として成立するという作者の仕掛けが見事にはまった一冊です。 &n … “感染遊戯” の続きを読む