キケン   ( 有川 浩   2020年7月22日

本書『キケン』は、技術系の大学に入学した男子学生の学生生活を描いた長編の青春小説です。 勉学の姿を除いた理系学生の部活動の一面を正面から描いてあるのですが、どうにも現実感がなく、感情移入しにくい小説でした。   … “キケン” の続きを読む

清明: 隠蔽捜査8   ( 今野 敏   2020年7月20日

本書『清明: 隠蔽捜査8』は、『』の長編では八冊目の警察小説です。 今野敏という作者の近時の作品には皆言えることだと思いますが、多作の故か、ストーリーの構成がどんどん単純になってきているようで、本書もその例に漏れません。 … “清明: 隠蔽捜査8” の続きを読む

皆勤の徒   ( 酉島 伝法   2020年7月17日

本書『皆勤の徒』は、独特の感性で書かれた、全四編の短編からなっている日本SF大賞を受賞した短編小説集です。もしかしたら中編といった方がいいかもしれない長さではあります。 有機的な質感を全編に漂わせた表題作「皆勤の徒」をは … “皆勤の徒” の続きを読む

背中の蜘蛛   ( 誉田 哲也   2020年7月14日

本書『背中の蜘蛛』は、現代の情報化社会の問題点をテーマにした長編の警察小説で、第162回直木賞の候補作となった作品です。 いつもの読者へのサービス満載の誉田哲也作品と比べると社会性の帯びかたが強いとは言えると思います。佐 … “背中の蜘蛛” の続きを読む