本書『もっこすの城 熊本築城始末』は、新刊書で395頁の分量を持つ長編の歴史小説です。 我が郷里の象徴でもある熊本城の築城の物語、と思って読み始めたのですが、残念なことに私の思いとはかなり異なる好みとは言えない作品でした … “もっこすの城 熊本築城始末” の続きを読む
落日 2021年3月19日
本書『落日』は、第162回直木賞の候補作となった、新刊書で380頁の長編の推理小説です。 著者の湊かなえは「イヤミス」の女王として知られており、事実これまで読んだ数冊の作品は読後感が決して良くは無かったのですが、本書に限 … “落日” の続きを読む
52ヘルツのクジラたち 2021年3月15日
本書『52ヘルツのクジラたち』は、2021年本屋大賞候補作となり、また第4回未来屋小説大賞を受賞した新刊書で260頁の長編の現代小説です。 児童虐待の問題をテーマに、声を上げても聞いてもらえない女と文字通り声をあげること … “52ヘルツのクジラたち” の続きを読む
高校事変Ⅲ 2021年3月12日
本書『高校事変Ⅲ』は、タイトルのナンバリングのとおり、『高校事変シリーズ』の第三巻の長編のアクション小説です。 今回の舞台は外国であり、戦いのプロである傭兵を相手にした結衣の目いっぱいのアクションが繰り広げられます。 & … “高校事変Ⅲ” の続きを読む
ダークナンバー 2021年3月9日
本書『ダークナンバー』は、警察と報道という関連する分野にいる二人の女性の活躍を描く、新刊書で378頁の長編の警察小説です。 警察の捜査と報道の調査とを、詳細に、そしてリアルに描き出した本作は読みにくさも感じましたが、その … “ダークナンバー” の続きを読む
新宿特別区警察署 Lの捜査官 2021年3月5日
吉川英梨著の本書『新宿特別区警察署 Lの捜査官』は、LGBT問題をテーマにした、348頁の長編の警察小説です。 性風俗の街「新宿」を舞台にしたシリアスなテーマを含んだ作品ですが、読み応えのあるエンターテイメント小説として … “新宿特別区警察署 Lの捜査官” の続きを読む
元彼の遺言状 2021年3月1日
本書『元彼の遺言状』は、女性弁護士を主人公とする、新刊書で322頁の長編の『このミステリーがすごい!』大賞のミステリー小説です。 主人公の女性弁護士のキャラクターがユニークと言えばユニークなのですが、個人的には今一つの作 … “元彼の遺言状” の続きを読む
高校事変Ⅱ 2021年2月26日
本書『高校事変Ⅱ』は、文庫本で384頁の『高校事変シリーズ』第二巻の長編アクション小説です。 驚異的な身体能力を持った女子高校生を主人公とする物語であり、アクションエンターテイメント小説としてかなり面白く読んだ作品です。 … “高校事変Ⅱ” の続きを読む
Ank : a mirroring ape 2021年2月23日
本書『Ank : a mirroring ape』は、新刊書で473頁の、近未来の京都を舞台にしたサスペンスフルな長編のSFパニック小説です。 人類の進化について独特の解釈を施し、それを物語の軸に据えた読みごたえのある作 … “Ank : a mirroring ape” の続きを読む
高校事変 2021年2月20日
本書『高校事変』は、文庫本で427頁の『高校事変シリーズ』第一巻の長編アクション小説です。 驚異的な身体能力を持った女子高校生を主人公とする物語で、アクションエンターテイメント小説としてかなり面白く読んだ作品です。 &n … “高校事変” の続きを読む