擬態   (  北方 謙三 )   2019年7月23日

躰の中で、なにかが止まった…。四年前のある日、平凡な会社員・立原に生じたある感覚。いまや彼にとって、日常や人間性など無意味なものでしかなく、鍛えあげた精神と肉体は次第に凶器と化していく。取引先のビルの立ち退きを巡る抗争事 … “擬態” の続きを読む

縁切り橋: くらがり同心裁許帳 (二)精選版   (  井川 香四郎 )   2019年7月22日

両替商の主人が、後ろ手に縛られ、心の臓を一突きにされて殺された。その残忍な手口は、一年前の庖丁鍛冶職人・房蔵殺しと同じだった。“くらがり同心”こと永尋書留役の角野忠兵衛が房蔵殺しを洗い直すと、思いもよらぬ真実が…(表題作 … “縁切り橋: くらがり同心裁許帳 (二)精選版” の続きを読む

第161回直木三十五賞は大島真寿美氏「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」に決定!   ( コラム )   2019年7月18日

第161回直木三十五賞は大島真寿美氏の『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』に決定!     第161回直木三十五賞はの『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』に決定しました。 直木三十五賞|公益財団法人日本文学振興会 … “第161回直木三十五賞は大島真寿美氏「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」に決定!” の続きを読む

完本 妻は、くノ一(一) 妻は、くノ一/星影の女   (  風野 真知雄 )   2019年7月18日

平戸藩御船手方書物天文係の雙星彦馬は、天体好きの変わり者。そんな彦馬の下に、織江という嫁がやってきた。彦馬は、美しく気が合う織江を生涯大切にすると誓うも、わずか一月で新妻は失踪してしまう―織江は平戸藩の前藩主・松浦静山の … “完本 妻は、くノ一(一) 妻は、くノ一/星影の女” の続きを読む

落花   (  澤田 瞳子 )   2019年7月15日

野太い喊声、弓箭の高鳴り、馬の嘶き…血の色の花咲く戦場に、なぜかくも心震わせる至誠の音が生まれるのか!己の音楽を究めんと、幻の師を追い京から東国へ下った寛朝。そこで彼は、荒ぶる地の化身のようなもののふに出会う。―「坂東の … “落花” の続きを読む