女房を娶らば 花川戸町自身番日記2   (  辻堂 魁 )   2019年12月4日

南町奉行所の端女お志奈が浅草花川戸町の裏店に帰ると、定職をもたない一つ歳下の亭主三太郎が、なぜか旅支度中で、他国に行こうという。前夜に近くの渡しで追剥ぎ騒動があったばかり…。と、戸が激しく音をたて、悪相の用心棒らがどっと … “女房を娶らば 花川戸町自身番日記2” の続きを読む

ツナグ   (  辻村 深月 )   2019年11月28日

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員…ツナグの … “ツナグ” の続きを読む

シンメトリー   (  誉田 哲也 )   2019年11月24日

百人を超える死者を出した列車事故。原因は、踏切内に進入した飲酒運転の車だった。危険運転致死傷罪はまだなく、運転していた男の刑期はたったの五年。目の前で死んでいった顔見知りの女子高生、失った自分の右腕。元駅員は復讐を心に誓 … “シンメトリー” の続きを読む

てやんでぇ! -若旦那道中双六(1)   (  金子 成人 )   2019年11月21日

南新堀の廻船問屋『渡海屋』の若旦那である巳之吉は、家業には目もくれず、遊興三昧。気ままな日々を過ごしていたが、業を煮やした祖父の儀右衛門から、見聞を広げるため東海道を一人で旅するよう命じられる。そんなのはごめんだと拒否し … “てやんでぇ! -若旦那道中双六(1)” の続きを読む

歳三の剣   (  小松 エメル )   2019年11月18日

幕末、江戸。土方歳三は人生に迷っていた。どこにも馴染めぬ己は、どこに行けばいいのか。近藤勇、沖田宗次郎、こだわりなく生きていける者に惹かれた。吉原からの帰り、歳三は人斬りに遭遇する。その男の正体は―。司馬遼太郎『燃えよ剣 … “歳三の剣” の続きを読む

くらまし屋稼業   (  今村 翔吾 )   2019年11月13日

万次と喜八は、浅草界隈を牛耳っている香具師・丑蔵の子分。親分の信頼も篤いふたりが、理由あって、やくざ稼業から足抜けをすべく、集金した銭を持って江戸から逃げることに。だが、丑蔵が放った刺客たちに追い詰められ、ふたりは高輪の … “くらまし屋稼業” の続きを読む