深夜プラス1   ( G・ライアル   2020年7月11日

G・ライアル著の『深夜プラス1』は、冒険小説の古典的名作として誰しもが認める、長編のハードボイルド小説です。 もう四十年近くも前に内藤陳というコメディアンが、絶対に面白い、と言っていたので読んでみた本です。 それが197 … “深夜プラス1” の続きを読む

稚児桜   ( 澤田 瞳子   2020年7月8日

『稚児桜』は、「能」の楽曲をもとに作者が想起したイメージをもとに書かれた作品集だそうで、となりました。 短編集として面白いかと問われれば、当初は首をかしげざるを得ませんでした。 読みごたえがない、とか、つまらないなどとい … “稚児桜” の続きを読む

祝祭と予感   ( 恩田 陸   2020年7月5日

本書『祝祭と予感』は、直木三十五賞と本屋大賞をW受賞した『』のスピンオフ作品です。 本書は、各頁の余白が広く、全186頁という薄さもあり、すべてを読み終えるのにそうは時間がかかりません。 ただ、その薄さ、短さゆえかもしれ … “祝祭と予感” の続きを読む

追跡者の血統   ( 大沢 在昌   2020年7月3日

本書『追跡者の血統』は、「佐久間公シリーズ」の第三弾で、シリーズ初の長編ハードボイルド小説です。 地道なハードボイルド小説であった筈の物語が、主人公の佐久間公の過去までも明らかにする謀略小説の色合いを見せ、面白いのだけれ … “追跡者の血統” の続きを読む

嘘と正典   ( 小川 哲   2020年6月29日

零落した稀代のマジシャンがタイムトラベルに挑む「魔術師」、名馬・スペシャルウィークの血統に我が身を重ねる「ひとすじの光」、無限の勝利を望む東フランクの王を永遠に呪縛する「時の扉」、音楽を通貨とする小さな島の伝説を探る「ム … “嘘と正典” の続きを読む