交錯   ( 堂場 瞬一   2017年1月8日

白昼の新宿で起きた連続殺傷事件―無差別に通行人を切りつける犯人を体当たりで刺し、その行動を阻止した男がいた。だが男は、そのまま現場を立ち去り、そして月日が流れた。未解決事件を追う警視庁追跡捜査係の沖田大輝は、犯人を刺した … “交錯” の続きを読む

検証捜査   ( 堂場 瞬一   2016年12月30日

神谷警部補は、警視庁捜査一課の敏腕刑事だったが、伊豆大島署に左遷中。彼に本庁刑事部長から神奈川県警に出頭命令が下る。その特命は、連続婦女暴行殺人事件の犯人を誤認逮捕した県警そのものを捜査することだった。本庁、大阪、福岡な … “検証捜査” の続きを読む

読売屋天一郎   ( 辻堂 魁   2016年12月26日

築地の読売「末成り屋」。その主、水月天一郎の元へ勘定吟味役と水油仲買商人が癒着しているとの情報が入った。探索を始めた天一郎はすぐに何者かに襲われる。そして、新たに入った情報を追う天一郎の前に現れた侍たちの影。正義のため瓦 … “読売屋天一郎” の続きを読む

警視庁FC   ( 今野 敏   2016年12月24日

『警視庁FC』とは   本書『警視庁FC』は『警視庁FCシリーズ』の第一弾で、2011年2月に毎日新聞社からハードカバーで刊行され、2014年9月に講談社文庫から416頁の文庫として出版された、長編の警察小説で … “警視庁FC” の続きを読む

さすらいエマノン   ( 梶尾 真治   2016年12月22日

ながい髪に、印象的な瞳とそばかす。ジーンズをはき、E・Nとイニシャルを縫いこれまたナップザックをかかえた少女。彼女の名前はエマノン―四十億年分の記憶とともに生き続ける存在。彼女の身体の中には、『地球』とおなじだけの喜びや … “さすらいエマノン” の続きを読む

戦場のコックたち   ( 深緑 野分   2016年12月21日

本書『戦場のコックたち』は、第二次世界大戦のヨーロッパ戦線を舞台にしたあるコック兵の姿を描いた、文庫本で544頁の長編のミステリー小説です。 第154回直木賞、2016年本屋大賞、第18回大藪春彦賞の候補ともなった、ミス … “戦場のコックたち” の続きを読む

禿鷹狩り 禿鷹4   ( 逢坂 剛   2016年12月17日

本書『禿鷹狩り 禿鷹4』は、『禿鷹シリーズ』第四弾で最終巻となる作品で文庫本上下二巻で619頁にもなる長編の冒険小説です。   『禿鷹狩り 禿鷹4』の簡単なあらすじ あんたの仕事は、ハゲタカを消すことにある。そ … “禿鷹狩り 禿鷹4” の続きを読む