深緑 野分 雑感
『深緑 野分』のプロフィール
1983年神奈川県生まれ。2010年、第7回ミステリーズ!新人賞にて短篇「オーブランの少女」が佳作入選、13年に短篇集『オーブランの少女』(東京創元社)が刊行されデビュー。その他の著作に、『戦場のコックたち』(東京創元社)、『分かれ道ノストラダムス』(双葉社)、『ベルリンは晴れているか』(筑摩書房)がある。
引用元:深緑野分 – 好書好日
『深緑 野分』について
深緑野分という作家は、『戦場のコックたち』が第154回直木三十五賞候補、第18回大藪春彦賞候補、2016年本屋大賞候補となり、次に『ベルリンは晴れているか』が、第160回直木三十五賞、第21回大藪春彦賞、そして2019年本屋大賞の候補作となっています。
それぞれに第二次世界大戦中のヨーロッパ、そして大戦後のドイツを舞台にした作品であり、両作品共に当時のヨーロッパやベルリンの状況を緻密に描き出した労作です。
また戦争について考えさせられるという点でも共通しています。
ただ、何故に日本ではないのか、という疑問がついて回りました。
さらに『この本を盗む者は』という作品が、2021年本屋大賞の候補作となっています。
この作品は上記二作品とは全く異なった作風の、ファンタジー作品です。
また『スタッフロール』という作品が、第167回直木三十五賞の候補作となっています。
この作品は映画の特殊効果の世界を題材にした作品で、特殊効果のアナログとCGそれぞれに主人公を設定し、映画に対する情熱にあふれた人たちの姿を描き出した、映画愛満載の心惹かれた作品です。
[投稿日] 2016年12月21日 [最終更新日] 2022年7月31日