付添い屋・六平太 鷺の巻 箱入り娘   ( 金子 成人   2016年11月13日

江戸時代、主家を追われ浪人となった侍は、無収入からの脱却に悪戦苦闘した。かつて信州十河藩士だった秋月六平太は良家の子女を案内、護衛する付添い稼業によって生計を立てている。播磨石郷藩米倉家藩主の側妾お佐江の方の娘、結衣の輿 … “付添い屋・六平太 鷺の巻 箱入り娘” の続きを読む

危機 軍鶏侍6   ( 野口 卓   2016年11月12日

平和な里で突如、花火が鳴り響いた。軍鶏侍・岩倉源太夫が住む園瀬藩緊急の報せだ。番所に急行する藩士たち。現地には何の異変もなかったが、源太夫は公儀の企みであると看破。さまざまな疑惑が浮かぶ中、園瀬が最も沸く、盆踊りの季節が … “危機 軍鶏侍6” の続きを読む

  ( 東山 彰良   2016年11月11日

1975年、偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。17歳。無軌道に生きるわたしには、まだその意味はわからなかった。大陸から台湾、そして日本へ。歴史に刻まれた、一家の流浪と決断の軌跡。台湾生まれ、日本育ち … “流” の続きを読む

水を出る 軍鶏侍4   ( 野口 卓   2016年11月7日

「まさか、市蔵が」忽然と姿を消した岩倉源太夫の次男市蔵。源太夫が上意討ちした男の息子だった。すべてを覚悟の上で引き取り育てていたのだ。しかし、何者かが、その真相を告げてしまう。尊敬する父が、実の親を殺した敵…。失踪直前、 … “水を出る 軍鶏侍4” の続きを読む

付添い屋・六平太 鷹の巻 安囲いの女   ( 金子 成人   2016年11月6日

浅草元鳥越に住む浪人・秋月六平太の稼業は、付添い屋。裕福な商家の子女が花見や芝居見物に出かける際、案内と警護を担い身を立てている。血の繋がらない妹・佐和と暮らす居宅と、相惚れの仲である髪結いのおりきが住む音羽を往復しなが … “付添い屋・六平太 鷹の巻 安囲いの女” の続きを読む

付添い屋・六平太 虎の巻 あやかし娘   ( 金子 成人   2016年11月6日

十一代将軍・家斉の治世も四十年続き、世の中の綱紀は乱れていた。浪人・秋月六平太は、裕福な商家の子女の花見や芝居見物に同行し、案内と警護を担う付添い屋で身を立てている。外出にかこつけて男との密会を繰り返すような、わがままな … “付添い屋・六平太 虎の巻 あやかし娘” の続きを読む

遊び奉行   ( 野口 卓   2016年11月5日

本書『遊び奉行』は、園瀬藩内の権力争いの姿を描いた、文庫本で480頁の長編の痛快時代小説です。 野口卓の人気シリーズの一つである『軍鶏侍』シリーズの番外編という位置づけの作品です。   『遊び奉行』の簡単なあら … “遊び奉行” の続きを読む

橘花抄   ( 葉室 麟   2016年11月1日

両親を亡くした卯乃は、筑前黒田藩で権勢を振るう立花重根に引き取られたが、父の自害に重根が関与したと聞き、懊悩のあまり失明してしまう。前藩主の没後、粛清が始まった。減封、閉門、配流。立花一族は従容として苦境を受け入れるが追 … “橘花抄” の続きを読む