壬生義士伝 映画版   ( 浅田次郎   2015年1月12日

浅田次郎原作、滝田洋二郎監督の時代劇。混迷の幕末期に新撰組隊士として、妻と子を守るためだけに生き抜いた吉村貫一郎。副長助勤・斎藤一はそんな吉村を憎みながらも、その小さくも強固な生き方に惹かれていく。“あの頃映画 松竹DV … “壬生義士伝 映画版” の続きを読む

日輪の遺産   ( 浅田次郎   2014年12月30日

『日輪の遺産』とは   本書『日輪の遺産』は1993年8月に刊行されて2021年10月に新装版として文庫化された、文庫本で576頁の長編小説です。 太平洋戦争終戦時の財宝の行方をめぐる人々の行いを描く、感動的な … “日輪の遺産” の続きを読む

阪急電車   ( 有川 ひろ   2014年12月30日

隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車― … “阪急電車” の続きを読む

蜩の記   ( 葉室 麟   2014年12月25日

豊後羽根藩の檀野庄三郎は不始末を犯し、家老により、切腹と引き替えに向山村に幽閉中の元郡奉行戸田秋谷の元へ遣わされる。秋谷は七年前、前藩主の側室との密通の廉で家譜編纂と十年後の切腹を命じられていた。編纂補助と監視、密通事件 … “蜩の記” の続きを読む

輪違屋糸里   ( 浅田次郎   2014年12月25日

文久三年八月。「みぶろ」と呼ばれる壬生浪士組は、近藤勇ら試衛館派と、芹沢鴨の水戸派の対立を深めていた。土方歳三を慕う島原の芸妓・糸里は、姉のような存在である輪違屋の音羽太夫を芹沢に殺され、浪士たちの内部抗争に巻き込まれて … “輪違屋糸里” の続きを読む

壬生義士伝   ( 浅田次郎   2014年12月25日

小雪舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、満身創痍の侍がたどり着いた。貧しさから南部藩を脱藩し、壬生浪と呼ばれた新選組に入隊した吉村貫一郎であった。“人斬り貫一”と恐れられ、妻子への仕送りのため守銭奴と蔑まれても、飢え … “壬生義士伝” の続きを読む