紹介作品

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山本 兼一 雑感

山本兼一(やまもと けんいち/1956年7月23日-/男性)は、京都府出身の小説家。出版社、編集プロダクション、フリーライターを経て作家デビューを果たした人物であり、主に時代小説で評価を獲得。2004年に『火天の城』で第11回松本清張賞を受賞、 2009年に『利休にたずねよ』で第140回直木三十五賞を受賞した。
引用元:地球の名言

 

作品をあまり読んでいないので書きようも無いのだけれど、山本兼一作品には戦国時代を描いた作品が多いように感じされます。特に織田信長に絡む作品が数作見られます。

2014年には『利休にたずねよ』で直木賞を受賞されています。同作は市川海老蔵主演で映画化もされています。

作品は多数に上るので、これからゆっくりと読んでみたい作家の一人です。

 

残念ながら、2014年2月13日に原発性左上葉肺腺癌のため京都市の病院で死去されたそうです。享年57歳。

[投稿日] 2015年04月21日  [最終更新日] 2021年3月21日

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