夏川 草介

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『本を守ろうとする猫の話シリーズ』』とは

 

この『本を守ろうとする猫の話シリーズ』は、『神様のカルテシリーズ』の夏川草介が、本を読むことの大切さを訴えたファンタジーシリーズです。

言葉をしゃべる不思議なトラ猫に導かれ、「本」を取り戻すために中学生の女子や高校生の男の子の力を借り冒険に旅立つ物語です。

 

『本を守ろうとする猫の話シリーズ』』の作品

 

本を守ろうとする猫の話シリーズ(2024年04月30日現在)

  1. 本を守ろうとする猫の話
  2. 君を守ろうとする猫の話

 

『本を守ろうとする猫の話シリーズ』』について

 

この『本を守ろうとする猫の話シリーズ』は、三度も映像化されたベストセラーとなった『神様のカルテシリーズ』の夏川草介が、本を読むことの大切さを訴えたファンタジーシリーズです。

言葉をしゃべる不思議なトラ猫に導かれ、「本」を取り戻すために高校生や少女の力を借りて冒険に旅立つのです。

 

第一巻『本を守ろうとする猫の話』では、高校生の夏木林太郎が、祖父の死後祖父が営んでいた「夏木書店」の書物の整理中に、書棚の奥から突然現れた人間の言葉を話すトラネコから本を守るために力を貸してくれと頼まれます。

第二巻の『君を守ろうとする猫の話』では、喘息の薬を欠かすことのできない中学2年生のナナミが主人公です。大好きな図書館で書物が消えていることに気付いたナナミの前に言葉をしゃべる猫が現れ、共に灰色の男たちの守る世界へと旅立つことになります。

共に、書物の大切さを訴え、読書の意味を考えさせられる物語になっています。

 

著者の夏川草介は、世界では人と人との衝突が日常化しているから、「相手のことを想像する力、他人を思いやる心」が必要だといいます。

そこで「想像力を育む」ことになる小説を読み、「優しさとは何か、生きるとは何かについて」考えて欲しいというのです( 著者は語る : 参照 )。

結局、この点こそが作者の言いたいことであり、本シリーズの要点だと言えそうです。

 

本シリーズは三部作だということであり、余すところあと一冊となっています( 東京新聞 TOKYO Web : 参照 )。

[投稿日]2024年04月30日  [最終更新日]2024年5月2日
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