小川 糸 雑感
1973(昭和48)年生れ。著書に小説『食堂かたつむり』『喋々喃々』『ファミリーツリー』『つるかめ助産院』『リボン』『にじいろガーデン』『サーカスの夜に』『ツバキ文具店』、絵本『まどれーぬちゃんとまほうのおかし』、エッセイ『ようこそ、ちきゅう食堂へ』『こんな夜は』『たそがれビール』『犬とペンギンと私』などがある。『食堂かたつむり』は、2011(平成23)年にイタリアのバンカレッラ賞を、2013年にはフランスのウジェニー・ブラジエ小説賞を受賞した。( 小川糸 | 著者プロフィール | 新潮社 : 参照 )
この作者のことは何も知りませんでした。
2017年本屋大賞の候補作となった『ツバキ文具店』を読んで、作者のことを調べて初めてこの作者が映画『食堂かたつむり』の原作者だということを知ったくらいです。
残念なことに私はこの『食堂かたつむり』という映画も、良い映画だという噂を聞いただけで、見たこともありませんでした。
柴崎コウ主演で、余貴美子や志田未来らが共演者として名を連ねていることすら知らなかったのです。
しかしその後、先に述べた『ツバキ文具店』が2017年本屋大賞で第4位に入ったのに続いて、その続編の『キラキラ共和国』が2018年本屋大賞第10位、そして2020年本屋大賞では『ライオンのおやつ』が第2位という結果を残しているのです。
その文体はあくまでやさしく、読む者の気持ちをほっこりとさせてくれる作家さんだと言えます。
ただ、『ライオンのおやつ』は、あまりに悲しく、私の好みとは一致しませんでした。
[投稿日] 2018年01月06日 [最終更新日] 2020年11月22日