あしたの君へ   ( 柚月 裕子   2017年7月12日

『あしたの君へ』とは   本書『あしたの君へ』は、、2016年7月に刊行され、2019年11月に文庫化された作品で、文庫本で296頁という長さを持った全五編からなる連作の短編小説集です。 家庭裁判所調査官補を主 … “あしたの君へ” の続きを読む

疾れ、新蔵   ( 志水 辰夫   2017年7月5日

新蔵は越後岩船藩の江戸中屋敷に向かった。姫を国許に連れ戻す手はずであった。街道筋には見張りがいる。巡礼の親子に扮し、旅が始まった。手に汗握る逃走劇の背後には、江戸表と国許の確執、弱小藩生き残りをかけた幕府用人へのあがきが … “疾れ、新蔵” の続きを読む

影踏み鬼   ( 葉室 麟   2017年7月4日

伊東を慕い新撰組に入隊、後に赤報隊へ身を投じた久留米脱藩隊士・篠原泰之進。彼の眼を通じて見た、新撰組の隆盛と凋落を描く。(「BOOK」データベースより) 常であればマイナーな存在でしかない篠原泰之進という男を中心に据え、 … “影踏み鬼” の続きを読む

眩 (くらら)   ( 朝井 まかて   2017年7月3日

『眩 (くらら)』とは   本書『眩 (くらら)』は2016年3月にハードカバー版が刊行され、2018年9月に454頁の文庫として出版された長編の歴史小説です。 葛飾北斎の娘お栄を主人公とした物語ですが、お栄を … “眩 (くらら)” の続きを読む

励み場   ( 青山 文平   2017年7月1日

青山文平著の本書『励み場』は、一人の最下級の農民である男が武家への身上がりを望み、励む姿を描いた、文庫本で270頁弱の長編時代小説です。 そしてまた、妻智恵の夫への想い、智恵の家族の智恵に対する思い、さらに智恵に対する夫 … “励み場” の続きを読む