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平井 和正 雑感

青春時代が昭和30年代から40年代前半だという人なら殆どの人は知っている桑田次郎作画でヒットした名作「8マン」や、石森章太郎作画の「幻魔大戦」の原作者です。

SF作家として「メガロポリスの虎 」「アンドロイドお雪」など実に面白かった事を覚えています。当時私は中学生ではなかったでしょうか、狼男を主人公とした「狼男だよ」を読んで、その一人称のかっこいい文体に驚き、憧れたものでした。

はっきりとは覚えていないのですが、多分平井和正のどの本かのあとがきで大藪春彦について書いていたはずなのです。その文章で大藪春彦という作家と作品を知り、ハードボイルドという言葉も知ったと記憶しています。

[投稿日] 2015年04月18日  [最終更新日] 2015年5月21日
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おすすめの小説

おすすめのSF小説作家

わりと軽めのSF作家を中心にまとめて見ました。
筒井 康隆
この人の個性は好き嫌いが分かれるかもしれませんね。でも、この人のスラプスティックな笑いは他の人では味わえないものです。かと思うと、「家族八景」のような、テレパシー能力を持つ少女の苦悩を通して人間を描く作品も書いています。
半村 良
伝奇SF小説の第一人者です。「妖星伝」のように壮大な法螺話を、サービス満点のエンターテインメント小説に仕上げる腕は抜群です。一方「雨やどり」のような人情話も書かれています。
梶尾 真治
クロノス・ジョウンターの伝説」のようなタイムトラベルものを特異とされる作家です。その物語は情緒的な側面も持ち、暖かい気持ちにさせてくれるものが多いようです。
月村 了衛
もともとは脚本家で、とくにアニメ作品の脚本を書かれていました。機龍警察で小説家デビューをし、シリーズ化された機龍警察 自爆条項で第33回日本SF大賞を受賞、機龍警察 暗黒市場で第34回吉川英治文学新人賞を受賞と、評価の高い作家です。ただ、決して軽めの作品とは言えず、少々読むのに覚悟がいると思います。
結城 充孝
電撃文庫出身の作家で、SF的な匂いのする作品を発表されています。特にミステリー小説であるプラ・バロックは高い評価を受け、第12回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞しています。はっきりとしたSF小説としては、今のところは躯体上の翼しか書かれてはいないようです。