紹介作品

著作

  1. 沖田総司
イラスト1
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大内 美予子 雑感

この作家の横顔はほとんどありません。「日本の小説家。静岡県生まれ。金城学院大学文学部中退。」とウィキペディアにあったのみです。

作品もそう多くは無く、ウィキペディアの同じページに『沖田総司』を始めとする七編が挙げられているだけです。

しかし、この『沖田総司』という作品が素晴らしく、この作品以降の沖田総司像を作り上げたと言っても過言ではないようです。

[投稿日] 2016年10月08日  [最終更新日] 2016年10月8日
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おすすめの小説

新選組を描いた作家たち

以下は私が読んだ作家さん達であり、他にも多くの人たちが新選組を第愛にした作品を書かれています。
子母澤 寛
歴史小説、物語性をあわせもつ小説として「勝海舟」を始めとする勝海舟の物語は本を置けません。また、「新選組始末記」他のの新選組三部作はその後の新選組もののバイブルになっています。
司馬 遼太郎
土方歳三の一代記である「燃えよ剣」は以後の新選組もの大いなる影響を与えました。本書を原作とするテレビドラマでは栗塚旭が土方を演じていました。、一昔前までは新選組と言えばこの本で描かれた新選組であり、土方でした。
木内 昇
新選組 幕末の青嵐」や「地虫鳴く」も集団としての新選組であったり、普段光の当たらない人物に光を当てたりと、独自の視点の作品です。
秋山 香乃
新選組藤堂平助」は藤堂平助を主人公とした作品で、物語自体に新解釈はありませんが、藤堂平助の視点での新しい見え方はあります。とくに、秋山香乃という作家独特の新選組の捉え方があり、その捉え方を気にいるかどうか、で本書の評価も大きく変わってくることと思われます。
中村彰彦
新選組秘帖」など、他の作家は描きそうもない新選組隊士を描く、新しい切り口の新選組の物語です。他の小説では名前すら出てこないような人々を中心に据えて、それらの人々そのものを描き出そうとした試みは斬新です。