R・A・ハインライン

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早川書房

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恐るべき破壊力を秘めたパワードスーツを着用して、目的の惑星へと宇宙空間から降下、奇襲攻撃をかける機動歩兵。地球連邦軍に志願したジョニーが配属されたのは、この宇宙最強の部隊だった。肉体的にも精神的にも過酷な訓練や異星人との戦いの日々を通して、ジョニーは第一級の兵士へと成長していくが…。ミリタリーSFの原点ここに。映画・アニメ界にも多大な影響をもたらした、巨匠ハインラインのヒューゴー賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

 

大御所ハインラインによる、1960年のヒューゴー賞を受賞した長編のSF小説です。

 

武力を肯定的に描いているということで何かと物議を醸した作品です。軍事教練についても同様ですね。

装丁の素晴らしさなどから、パワードスーツ(強化防護服)のアイデアがあのガンダムの原型となった作品とも言われ、話題になった作品でもあります。

 

本書の発表当時は冷戦の只中でもあり、敵役となる異星人が共産主義と重ねあわされる、などということも言われたようです。

当時の世界情勢は冷戦状態であり、加えてベトナム戦争のこともあって、力こそ至上とする「力の論理」が声高に叫ばれていた時期でもありました。

また、本書の背景となる社会が兵役の有無で参政権付与に差を設けたりもしているため、「(武)力」を肯定的に描いたと言われる本書がやり玉に挙がったのも仕方がないのかもしれません。

「力の論理」は今でも解決した問題とは言えませんが、単純な私は、ただ「面白い」小説という認識だけで、単純に騒いでいたと思います。(今でもそうですけど。)

 

そうした背景を持つ物語ではありますが、地球連邦軍宇宙陸軍に入った少年ジュアン・リコが歩兵としてしごかれ、一人前の兵士として成長していく物語です。

少年の成長譚としても大変に面白い物語です。

ちなみに、本書を原作とした「スターシップ・トゥルーパーズ」という映画シリーズもありましたが、設定だけを真似た別物でした。

 

[投稿日]2015年04月29日  [最終更新日]2020年1月7日
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