少々毛色の変わった警察小説で、全部で八話からなる連作短編集す。ただ、各話の間には全体で一つの長編と言ってもいい程の強いつながりがあります。 本書の主人公は戸柏耕史と陶山史香ということになるのでしょうか。二人は警察学校での … “群青のタンデム” の続きを読む
教場 2015年10月19日
本書『教場』は、文庫本で324頁の、警察学校を舞台にした全六編からなる連作のミステリー短編集です。 『週刊文春ミステリーベスト10 2013年』の第1位、『このミステリーがすごい! 2014年版』で第2位、そして2014 … “教場” の続きを読む
新選組藤堂平助 2015年10月15日
文久元(1861)年、伊勢・藤堂家の御落胤との噂がある藤堂平助は、ふとしたきっかけで土方歳三と知り合い、天然理心流の試衛館の食客となる。北辰一刀流を使う平助は、ある時、同門の清河八郎から、浪士隊の話を聞き、近藤勇らととも … “新選組藤堂平助” の続きを読む
獣眼 2015年10月11日
『獣眼』とは 本書『獣眼』は『ボディガードキリシリーズ』の第一弾作品で、2012年10月に徳間書店からハードカバーで刊行され、2015年7月に間文庫から665頁の文庫として出版された長編の冒険小説です。 大 … “獣眼” の続きを読む
夜叉萬同心 冬かげろう 2015年10月5日
『夜叉萬同心 冬かげろう』とは 本書『夜叉萬同心 冬かげろう』は『夜叉萬同心シリーズ』の第一弾で、2008年3月にベスト時代文庫から文庫本書き下ろしで刊行され、2017年3月に光文社文庫から335頁の文庫と … “夜叉萬同心 冬かげろう” の続きを読む
小さいおうち 2015年9月22日
本書『小さいおうち』は、文庫本で348頁の第143回直木賞を受賞した長編小説です。 昭和を生き抜いたひとりの女性の一途な思いを描いた、回想録の形をとった人間ドラマ、と言っていいと思います。 『小さいおうち』 … “小さいおうち” の続きを読む
キャベツ炒めに捧ぐ 2015年9月9日
「コロッケ」「キャベツ炒め」「豆ごはん」「鯵フライ」「白菜とリンゴとチーズと胡桃のサラダ」「ひじき煮」「茸の混ぜごはん」・・・・・・東京の私鉄沿線のささやかな商店街にある「ここ家」のお惣菜は、とびっきり美味しい。にぎやか … “キャベツ炒めに捧ぐ” の続きを読む
首都崩壊 2015年9月6日
国交省の森崎が研究者から渡された報告書。マグニチュード8の東京直下型地震が近く起き、損失は百兆以上に上るという。しかも「東京から人が消える」。森崎は内々に指示を受け対策を練るも地震は発生してしまう。ただ規模は予想未満で安 … “首都崩壊” の続きを読む
切羽へ 2015年9月3日
本書『切羽へ』は、惹句の言葉を借りるならば、「繊細で官能的な大人のための恋愛長編」ということになります。 全編を通して官能的な物語としか言えない、2008年の直木賞を受賞した作品です。 かつて炭鉱で栄えた離 … “切羽へ” の続きを読む
きりきり舞い 2015年9月2日
『東海道中膝栗毛』の作者・十返舎一九の娘、舞。酒びたりで奇行ばかりの父、押しかけ弟子の浪人や葛飾北斎の娘であるお栄たち居候に翻弄される日々だった。十八歳だというのに縁談はみんな父が壊してしまう。そんな舞を武家の若者、野上 … “きりきり舞い” の続きを読む