朝井 リョウ 雑感
『朝井 リョウ』のプロフィール
1989年、岐阜県生まれ。小説家。2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2013年『何者』で第148回直木賞、2014年『世界地図の下書き』で第29回坪田譲治文学賞を受賞。他の小説作品に『チア男子!!』『星やどりの声』『もういちど生まれる』『少女は卒業しない』『スペードの3』『武道館』『世にも奇妙な君物語』『ままならないから私とあなた』『何様』『死にがいを求めて生きているの』『どうしても生きてる』『発注いただきました!』『スター』、エッセイ集に『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』がある。2021年、『正欲』で第34回柴田錬三郎賞受賞。
『朝井 リョウ』について
2012年に、神木隆之介の主演で朝井リョウの『桐島、部活やめるってよ』を原作として同名のタイトルで映画化され、第36回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞しています。
テレビで放映されたものを見たのですが、映画を見た限りでは、青春映画としてこういうものもありかなと思うくらいで好みの作品ではありませんでした。
また、去年(2016年)には直木賞を受賞した『何者』も佐藤健主演で映画化されています。こちらは未見です。
小説としては『何者』しか読んでいないので、まだ作者について語ることはありません。
と、2017年の時点ではそうだったのですが、2022年7月に『正欲』を読み、かなり衝撃を受けました。
『何者』は個人的にはあまり琴線に触れるような作品とは感じていなかったようです。
しかし、「普通」であることの意味を問うてきた『正欲』は、自分の「好み」云々を抜きにして、読むべき本だと強烈に感じるほどの印象を受けた作品でした。
[投稿日] 2017年02月05日 [最終更新日] 2022年7月4日