斬り捨て御免の権限を持つ幕府の火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵。盗賊からは“鬼の平蔵”“鬼平”と恐れられている。しかし、その素顔は義理も人情もユーモアも心得た、懐の深い人間である。新感覚の時代小説の世界を拓き、不動の人気を誇る「鬼平犯科帳」シリーズ第一巻は、同心・小野十蔵の物語から始まる。(Amazon内容紹介 より)
このシリーズも色々言うまでもありません。
悪に対しては問答無用の非情さを持ちながら時に情の深さも垣間見せる、主人公の火付盗賊改方長谷川平蔵の人物造形が素晴らしいことがこの大人気シリーズの一番の理由ではないでしょうか。
テレビ版の鬼平犯科帳も原作を越えんばかりの出来だったように思います。最初に平蔵を演じた八代目松本幸四郎の出来が見事でした。そのあとを継いで四代目の平蔵を幸四郎の次男、二代目中村吉右衛門が演じていますがこの人の平蔵も評価が高いですね。
他に、舞台化、映画化とされていますが、さいとう・たかをにより漫画化もされているようです。