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伊東 潤 雑感

1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。日本アイビーエム株式会社を経た後、外資系企業のマネジメントを歴任。2003年にコンサルタントに転じて2006年に株式会社クエーサー・マネジメントを設立。2007年、『武田家滅亡』(角川書店)でメジャー・デビュー。2010年に専業作家となって今に至る。( 伊東潤 公式サイト

受賞歴
2010年 – 『戦国鬼譚 惨』で第32回吉川英治文学新人賞候補。
2011年 – 『黒南風の海』で本屋が選ぶ時代小説大賞2011受賞。『城を噛ませた男』で第146回直木三十五賞候補。
2012年 – 『黒南風の海』で第18回中山義秀文学賞候補。『国を蹴った男』で第148回直木三十五賞候補、第34回吉川英治文学新人賞受賞
2013年 – 『義烈千秋 天狗党西へ』で第2回歴史時代作家クラブ賞作品賞。受賞。『巨鯨の海』で第149回直木三十五賞候補、第4回山田風太郎賞受賞。
2014年 – 『王になろうとした男』で第150回直木三十五賞候補。『峠越え』で第20回中山義秀文学賞受賞。
2016年 – 『天下人の茶』で第155回直木三十五賞候補。
ウィキペディア : 参照 )

「伊東潤 公式サイト」においては、わが郷土熊本自慢の名城「熊本城」の築城秘話を描かれた小説『もっこすの城 熊本築城始末』が無料で読めます。

こちら『もっこすの城 熊本築城始末』から読むことができますよ。

NHK Web magazine」でも読めるそうです。是非どうぞ。

下記は『もっこすの城 熊本築城始末』を書くにあたっての伊東潤氏の言葉です。( 伊東潤 公式サイト : 参照 )

実は私は、2012と14年の二回、熊本城に行き、徹底的に見学することができました。
それゆえ震災による熊本県の被害と熊本城の崩壊には、ひどく心を痛めていました。
そのため当初の予定を変更し、この企画に取り組むことにしました。
戦国時代の人々がゼロから造った熊本城です。われわれにできないことはありません。
熊本城をよみがえらせるために、皆で頑張りましょう。

[投稿日] 2017年05月27日  [最終更新日] 2017年5月27日

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戦国時代を描いた歴史小説

戦国時代を描いた作品は数多くあり、同じ人物を多くの作家が描かれています。それぞれの作家の描き方を比べてみるのもまた面白いでしょう。
国盗り物語 ( 司馬遼太郎 )
文庫本で全四巻。前半が斉藤道三、後半で織田信長を描いた作品です。司馬作品は他にも秀吉や如水ら始めとして戦国時代を描いた作品が多数あり、そのどれもが名作と言えます。
徳川家康 ( 山岡荘八 )
国民的作家と言われた山岡荘八の代表作で文庫本で全26巻もある大作です。この作家にも多くの作品があり秀吉や信長も描いています。
新書太閤記 ( 吉川英治 )
国民的作家と言えば吉川英治もそうでしょう。『宮本武蔵』はあまりにも有名ですが、他にも多くの作品があり戦国期に関しても多くの作品があります。
真田太平記 ( 池波正太郎 )
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武田信玄 ( 新田次郎 )
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関連リンク

伊東潤 公式サイト
我が熊本の名城の話『もっこすの城 熊本築城始末』が連載されています。
歴史作家伊東潤のブログ【仍如件(よってくだんのごとし)2】
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私は横浜生まれの横浜育ちである。実は、生まれた場所に今も住んでいる。 子供の頃は市電に乗せられ、よく伊勢佐木町に連れていかれた。伊勢佐木町には、大きなデパートや様々な商店があり、いつも活気に溢れていた。
嗜好と文化:第41回 伊東潤さん「自分の強みを生かそう」 - 毎日新聞
「城を噛ませた男」「国を蹴った男」「巨鯨の海」「王になろうとした男」と、歴史小説4作がいずれも直木賞候補に挙げられた人気作家が、「若いころは作家になりたいと思わなかった」と意外な言葉を口にした。