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F.P・ウィルスン 雑感

紹介している作品はいわゆる「アドヴァーサリ・サイクル/ナイトワールド・サイクル」の一作目から三作目です。

これらの本を最初に読んだ頃は「ナイトワールド・サイクル」のうちの一冊という位置づけは無かったように記憶しています。この後、『リボ-ン』『闇の報復』と続き、『ナイトワールド』で完結することになります。そして『ナイトワールド』で全体の謎が解き明かされるのですが、後付けで世界観を付け足したような感じがしないでもありません。

他の本は未読です。何より、「始末屋ジャック」シリーズが続いていることを知らなかったのは不覚です。これからまた読まなくては。

このウィルスンという作家は、S・キングD・R・クーンツロバート・R・マキャモンと並んで紹介されることが多いような気がします。でも、やはりキングが別格としてあり、後は好みで順番が変わるのではないでしょうか。また、作家自身も作風が変わってもいますし、一言では語れませんけどね。

個人的には、ど派手な初期のクーンツマキャモン、そして、ウイルスンが並んでいます。そんななかで、マキャモンの『少年時代』などがちょっと抜けているところでしょうか。この3人の中ではマキャモンのこの作品あたりが一番読み易いかもしれません。

[投稿日] 2015年04月26日  [最終更新日] 2020年7月15日
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