荒俣 宏 雑感
荒俣宏と言う人は博覧強記の知識人として今でもメディアによく登場する人です。「帝都物語」という一大長編小説で名を知られるようになり、怪奇現象や超常現象のコメンテーターとしても知られています。
この作家はフィクション、ノンフィクション併せて多数の著作があるようですが、私は「帝都物語」しか読んでいないので他の著作の紹介は出来ません。
ただ、この「帝都物語」という作品は、荒唐無稽ではありますが、全体的な構成は別として個々の事柄は博物学や神秘学に裏付けられています。SF小説(ファンタジーでもSFでも分類はどうでもいい)ですが、「風水」という言葉が一般化したのはこの作品からではないでしょうか。
特に映画版の評判がよく、当時の日本映画の一大作品であった事は間違いありません。
[投稿日] 2014年12月29日 [最終更新日] 2015年7月6日