関東最大の怨霊・平将門を喚び覚まし帝都を破滅させる怖るべき秘術とは。日本初の風水小説にして、あらゆる叡知が結晶した大崩壊小説(カタストロフィ・ノベル)。(「BOOK」データベースより)
平将門の怨霊の力を借りて帝都東京の壊滅をもくろむ魔人加藤保憲と、その企てに対抗しようとする寺田寅彦や渋沢栄一、幸田露伴らの100年以上にわたる戦いの物語です。
そのスケールの大きさと共に、実在の人物が多数登場し、風水や陰陽道などを駆使したその内容が話題となりました。
SF小説としても大変面白い物語です。法螺話が嫌いな方は別として、ファンタジックな話が好きな人なら引き込まれると思います。
映画版「帝都物語」もまた大ヒットし、魔人加藤保憲役の嶋田久作がその怪演と共に一躍有名になりました。