俺、28歳。金もなけりゃ、女もいない。定職にも就いてない。同い年の喜彦とつるんでは行きつけのバーで酒を呑み、泥酔したサラリーマンから財布を奪ったりしてはソープランドへ直行する日々。輝いて見えるものなど何もなかった。人生は … “路傍” の続きを読む
ヨイ豊 2016年1月29日
黒船来航から十二年、江戸亀戸村で三代豊国の法要が営まれる。広重、国芳と並んで「歌川の三羽烏」と呼ばれた大看板が亡くなったいま、歌川を誰が率いるのか。娘婿ながら慎重派の清太郎と、粗野だが才能あふれる八十八。兄弟弟子の二人が … “ヨイ豊” の続きを読む
M8(エムエイト) 2016年1月26日
28歳の若き研究者、瀬戸口の計算式は、マグニチュード8規模の直下型大地震が東京に迫っていることをしめしていた。十年前の神戸での震災、あのとき自分は何もできなかった。同じ過ちを繰り返したくはない。今、行動を起こさなければ… … “M8(エムエイト)” の続きを読む
つまをめとらば 2016年1月24日
『つまをめとらば』とは 本書『つまをめとらば』は、2015年7月に文藝春秋から刊行され、2018年6月に文春文庫から274頁の文庫として出版された、長編の時代小説です。 本書は、六編の物語からなる短編の時代 … “つまをめとらば” の続きを読む
オービタルクラウド 2016年1月19日
2020年、流れ星の発生を予測するWebサイト“メテオ・ニュース”を運営する木村和海は、イランが打ち上げたロケットブースターの2段目“サフィール3”が、大気圏内に落下することなく、逆に高度を上げていることに気づく。シェア … “オービタルクラウド” の続きを読む
歌舞伎町セブン〈ジウ〉サーガ6 2016年1月16日
『歌舞伎町セブン〈ジウ〉サーガ6』とは 本書『歌舞伎町セブン〈ジウ〉サーガ6』は『ジウサーガ』の第六弾で、2010年11月に中央公論新社から刊行され、次に中公文庫から2013年11月に、また2025年5月に424頁の新装 … “歌舞伎町セブン〈ジウ〉サーガ6” の続きを読む
つばき 2016年1月14日
つばきは、深川に移り住み、浅草で繁盛していた一膳飯屋「だいこん」を開業した。評判は上々だが、「出る杭は打たれる」とばかりに、商売繁盛を快く思わない者もいた。廻漕問屋「木島屋」から、弁当を百個こしらえてほしいという大口の注 … “つばき” の続きを読む
柳生石舟斎 2016年1月12日
柳生新陰流の開祖である柳生石舟斎の半生を描いた小説です。正確には柳生新陰流(やぎゅうしんかげりゅう)とは、柳生宗厳以降の新陰流の俗称だそうです。 剣の道はかほどに奥深く、玄妙なものであったのか―柳生の里をおとずれた神陰流 … “柳生石舟斎” の続きを読む
おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語 2016年1月7日
『おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語』とは 本書『おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語』は、実業之日本社から2009年1月に新刊書が、2011年4月に文庫版が刊行され、2022年04月には朝日文庫から328頁の文庫が出版された、短 … “おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語” の続きを読む
三悪人 2016年1月4日
騙されたら、騙し返せ。駆け引きこそが生き甲斐だ―。目黒・祐天寺の火事に隠された、水野忠邦の非情なたくらみ。そのからくりを知った遠山金四郎は、鳥居耀蔵と手を組み、水野に「取り引き」を持ちかける。ひとりの遊女の行く末を巡って … “三悪人” の続きを読む