山本 一力

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天保6年、76年に一度現れるほうき星が江戸の空に輝いた夜、気鋭の絵師・黄泉と、日本橋の鰹節問屋の娘・さくら夫婦の間に、さちは生まれた。深川に隠居所を構えた祖母・こよりも加わり、家族の愛情をいっぱいに受け、下町の人情に包まれて育つさちを、思いがけない不幸が襲う。両親の突然の死、そして、慈しんでくれた祖母の死。しかしやがて、絵師としての天分を発揮してゆく。苦難を乗り越え、凛として生きた娘の感動長編。(「BOOK」データベースより)

「絵師」が主人公の職業です。

親の才能を受け継いだ娘が襲いかかる数々の困難を乗り越えていく成長物語です。

こう書いてしまえば簡単ですが、やはりその読後感は爽やかな感動をもたらしてくれました。

漢(おとこ)ではなく女が主人公ですが、やはりこの人の本ははずれは少ないです。お勧めです。

[投稿日]2015年04月21日  [最終更新日]2015年4月21日
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“ほうき星” への 2 件のフィードバック

  1. 今、読み終わりました。
    とても残念な作品です。
    おなじ深川ネタの繰り返し。
    テーマがブレ、何度も同じ話を繰り返し、出来の悪いフランス映画の様に淡々と終了。
    蒼龍に垣間見た山本周五郎や藤沢周平レベルの期待感は裏切られ続けています。
    宮部みゆきも同様ですが、まともな相撲が取れなくなった横綱は引退すべきと思いつつ、彼らが未だに書き続けている意味が知りたいとおもいます。

    1. はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      私がこの作品を読んでから三年以上も経っていますので、正直なところは物語の細かなところまではほとんど覚えていないのです。ただ、山本一力という作者らしい物語だったと覚えています。

      つまり、この作者は情緒豊かで細やかな心象風景などの描写は少ない代わりに、躍動感にあふれるストーリーの中に人情話を織り込み、読者を惹きつけていると思うのです。

      たしかに石川さんが言われるように、山本周五郎や藤沢周平といった抒情性に富んだ大御所たちと比べると文章自体も武骨ですし、細やかさには欠けるとは思います。

      また、山本一力の『蒼龍』という作品も読んだことがありませんので、その点からは何とも申し上げようはありません。

      しかし、本書は本書なりに、ストーリーの面白さはあったと私は思ったのですが、やはり作品の感想は人それぞれですね。

      本書に対する評価は少々異なりましたが、今後ともよろしくお願いいたします。

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