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須賀 しのぶ 雑感

1972(昭和47)年、埼玉県生れ。上智大学で史学を専攻。1994(平成6)年、『惑星童話』でコバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞し、デビュー。以降、ライトノベルを中心に多くの小説を発表する。近年は、近現代史をテーマにした大作を上梓し、読書界の注目を集めている。2012年、『芙蓉千里』三部作で、センス・オブ・ジェンダー大賞受賞。2016年、『革命前夜』で大藪春彦賞受賞。他に、『神の棘』『紺碧の果てを見よ』『くれなゐの紐』『帝冠の恋』『また、桜の国で』の他、野球を題材にした『ゲームセットにはまだ早い』『雲は湧き、光あふれて』『エースナンバー』『夏は終わらない』がある。( 須賀しのぶ | 著者プロフィール | 新潮社 : 参照 )

[投稿日] 2017年11月12日  [最終更新日] 2017年11月12日
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おすすめの小説

おすすめの近・現代史を描く作家

司馬 遼太郎
歴史小説といえばこの人が上がらないことはありません。『関ヶ原』などの戦国時代史を始めとして、『竜馬がゆく』などの明治維新、それに近・現代史まで多くの作品があります。そして近代日本を描く先品としては、、『坂の上の雲』に代表されます。
城山 三郎
明治時代に実業家として成功を収めた渋沢栄一の半生を描いた『雄気堂々』をはじめ、太平洋戦争後の東京裁判でA級戦犯として裁かれ、文官としてただ一人絞首刑となった元首相広田弘毅の生涯を描いた『落日燃ゆ』などの作品があります。
山田 風太郎
伝奇小説の大家として有名な作家ですが、明治時代を背景として警視庁の創成期を描いた『警視庁草紙』などの作品があります。エンタメ性が強すぎて若干疑問はありますが、歴史小説として位置づけてもいいでしょう。
五味川 純平
『戦争と人間』と『人間の条件』は大河小説であり、読み応えがありました。共に映画化もされていて、『戦争と人間』は、山本薩夫監督のもと、伍代一族の長である滝沢修が見事です。また『人間の条件』では仲代達矢が忘れられません。
谷口 ジロー
小説ではなくコミックですが、作家関川夏央の原作で描かれた『「坊っちゃん」の時代』という作品があります。圧倒的な画力で明治期の夏目漱石を始めとする学者たちや世相を描く作品で、実に読み応えがあります。

関連リンク

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作家の読書道 第126回:須賀しのぶさん - WEB本の雑誌
歴史の知識、アクションあり驚きありの冒険譚はどのようにして生まれるのか。幼い頃からの読書遍歴をうかがってそのあまりの“須賀さんらしさ”に膝を打ちます。
須賀しのぶ - 文春オンライン
最新刊『革命前夜』(2015年刊/文藝春秋)を読んで「これはすごい」と思ったのですが、実際に大変評判になっていますね。
草の根から歴史解く 冷戦末の青春描いた小説で大藪春彦賞 須賀しのぶ
須賀しのぶさん(43)の作品を初めて読んだのは中学生の時。漫画風の挿絵が入った少女小説ながら、壮大な歴史観が「世界は広い」と教えてくれるようだった。
嗜好と文化:第62回 須賀しのぶさん「なぜ踊る、なぜ書く」 - 毎日新聞
「子どものころから父によく後楽園球場(今の東京ドーム)に連れていかれました」という須賀しのぶさん(43)は、今も野球が大好き。
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今回は特別に、久美沙織さん、今野敏さん、須賀しのぶさんの作家お三方をお迎えし、知っているようで知らない「作家という職業」について、母校の上智大学でお話をうかがっていきます。
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