イラスト1
Pocket

J・R・R・トールキン 雑感

ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン(John Ronald Reuel Tolkien CBE、1892年1月3日 – 1973年9月2日)は、英国の文献学者、作家、詩人、イギリス陸軍軍人。『ホビットの冒険』と『指輪物語』の著者として知られている。

オックスフォード大学で学び、同大学ローリンソン・ボズワース記念アングロ・サクソン語教授(1925年 – 1945年)、同大学マートン学寮英語英文学教授(1945年 – 1959年)を歴任。文学討論グループ「インクリングズ」のメンバーで、同会所属の英文学者C・S・ルイスや詩人チャールズ・ウィリアムズと親交が深かった。カトリック教会の敬虔なる信者であった。1972年3月28日エリザベス2世からCBE(大英帝国勲章コマンダー勲爵士)を受勲した。(出典 : ウィキペディア

ファンタジーといえばまずは「指輪物語」です。そしてその作者がトールキンであることは改めて言うまでもありません。

トールキンは南アフリカで生をうけ、四歳の時にイギリスへ渡りました。長じて言語学者となりオックスフォードで教授職を務めたそうです。自分の子供たちのために「ホビットの冒険」という物語を書いたところ好評で、その続編を書いたところ壮大な大人向けの物語となったそうで、それが「指輪物語」です。

トールキンはまず一つの言語を創造し、その言語を話す民族としてのエルフを想定して一大神話体系を構築しました。上記の二つの物語もこの神話体系の中に位置づけられるのだそうです。ですから、この神話体系に属する物語は他にも存在し、トールキンの死後、息子さんがまとめられた「シルマリルの物語」や「終わらざりし物語」他の物語があります。

なお、ニュースサイトGIGAZINEによると、「The Story of Kullervo(クレルヴォの物語)」という「指輪物語原作者トールキンの中つ国を舞台にした未完作が刊行されることに」なったそうです。(出典 : GIGAZINE

[投稿日] 2015年04月28日  [最終更新日] 2016年10月22日
Pocket

おすすめの小説

おすすめのファンタジー小説作家(海外)

勿論代表的な作家だけを載せています。
アーシュラ・K・ル=グウィン
ル=グウィンいえば「ゲド戦記」と言われるほどの名作です。太古の言葉が魔力を発揮する多島世界アースシーを舞台とした魔法使いゲドの物語。外伝を含み全六巻ですが、各巻の主人公は異なり、ゲドは重要人物の一人として語られます。「指輪物語」に比べ知名度はかなり落ちると思いますが、スタジオジブリにより映画化されましたので少しは世間の認知度も上がったと思います。でも、ジブリの映画は別物と思った方が良いでしょう。
J・K・ローリング
言わずと知れた世界的な大ベストセラーが「ハリー・ポッターシリーズ」です。十分に大人の鑑賞にも耐えうるファンタジーに仕上がっていることは、改めて言うまでもありません。映画も大ヒットしています。
フィリップ・プルマン
これまた映画化された「ライラの冒険」が最も有名でしょうか。人は皆ダイモンと呼ばれる分身を持ち、魔女やよろいグマなどが住む世界で、主人公のライラは叔父を探しに旅立つのです。映画化作品はあまり話題にもなりませんでした。全三巻。
アン・マキャフリイ
多くのシリーズ作品がありあますが、「パーンの竜騎士シリーズ」がもっとも有名でしょうか。「竜騎士」と題名にあるようにドラゴンが重要な役目を果たす物語です。空から降ってくる糸胞(有害物質)との戦いを軸に、竜騎士とドラゴンとの共存社会が詳細に描かれます。軽く読める本ではありませんが、読み込むほどに本書で描かれている社会に魅せられます。全十四巻(十五巻目「The Skies of Pern」は未訳)。 他に「歌う船」などのSF作品も書かれています。
C.S.ルイス
ナルニア国物語」が有名です。しかし、内容は児童書であり、大人には物足りない内容だと思います。ライオンが造物主であるナルニア国で、20世紀のイギリスの少年少女が冒険を繰り広げるという物語で、全七巻。巻ごとにナルニアでの時代が異なります。映画化もされています。