伊吹 有喜 雑感
伊吹有喜という作家は、『彼方の友へ』という作品が第158回の、『雲を紡ぐ』という作品が第163回の直木三十五賞の候補作になっています。
1969年生まれ、三重県出身。中央大学法学部卒業。91年に出版社に入社し、雑誌主催のイベント関連業務、雑誌編集部を経て、フリーランスのライターに。2008年『風待ちのひと』(「夏の終わりのトラヴィアータ」より改題)でポプラ社小説大賞・特別賞を受賞してデビュー。10年刊行の『四十九日のレシピ』は11年にNHKでドラマ化(主演・和久井映見)、13年に映画化(主演・永作博美)。14年『ミッドナイト・バス』を刊行。同作は第27回山本周五郎賞候補、第151回直木三十五賞候補。18年に映画公開予定(主演・原田泰造)。17年に刊行の『カンパニー』は18年に宝塚歌劇団月組にて舞台化予定。このほかの作品に『なでし子物語』『地の星 なでし子物語』、『今はちょっと、ついてないだけ』、『BAR追分』シリーズなどがある。( 実業之日本社 『彼方の友へ』最新情報 : 参照 )
この伊吹有喜という作家は、優しさのあふれた文体で、人の想いをじっくりと見つめ表現することのうまい作家さんだという印象です。
ただ、「朝の連続テレビドラマ」を思わせるとか、登場人物がステレオタイプだとかの評があるようです。
とはいえ、確実に地力をつけている作家さんでしょう。
伊吹有喜という作家さんについては、個人的にはかなり好きな作家さんだと言えます。
[投稿日] 2018年03月10日 [最終更新日] 2020年9月16日