伊吹 有喜 雑感
『伊吹有喜』のプロフィール
1969(昭和44)年、三重県生れ。2008(平成20)年、『風待ちのひと』(「夏の終わりのトラヴィアータ」改題)でポプラ社小説大賞・特別賞を受賞してデビュー。ほかの作品に『四十九日のレシピ』『ミッドナイト・バス』『今はちょっと、ついてないだけ』『彼方の友へ』、また「なでし子物語」「BAR追分」シリーズなどがある。『カンパニー』は、2018年に宝塚歌劇団(月組)で舞台化された。
引用元:伊吹有喜 | 著者プロフィール | 新潮社
『伊吹有喜』について
この伊吹有喜という作家は、優しさのあふれた文体で、人の想いをじっくりと見つめ表現することのうまい作家さんだという印象です。
ただ、「朝の連続テレビドラマ」を思わせるとか、登場人物がステレオタイプだとかの評があるようです。
とはいえ、確実に地力のある作家さんでしょう。
この人の第158回直木賞の候補作となった『彼方の友へ』という作品が忘れられず、本書を読もうと思っていた矢先に『犬がいた季節』も2021年本屋大賞の候補作となっていました。
そして前作の『雲を紡ぐ』もまた心に残る作品で第163回直木賞の候補作となった作品です。
伊吹有喜という作家さんについては、個人的にはかなり好きな作家さんだと言えます。
[投稿日] 2018年03月10日 [最終更新日] 2021年4月14日