戦国スナイパーシリーズ(2020年05月01日現在)
- 信長との遭遇篇
- 謀略・本能寺篇
- 信玄暗殺指令篇
- 慶一郎絶体絶命篇
- 壊れた歴史を修復せよ篇
銃で撃たれる時代劇姿の人々。陸上自衛隊狙撃隊員の慶一郎は、転がる本物の死体に驚愕する。鎧武者の隊列にも火縄銃が向けられ、咄嗟の行動で救った標的の男は、あの織田信長だった。戻るべき駐屯地も消失し、戦国時代にタイムスリップしたと確信した慶一郎は、狙撃の技術を買われ信長の配下となるが…。(「BOOK」データベースより)
自衛隊員が戦国時代にタイムスリップするという定番ともいえる長編の歴史改変小説です。
当然、半村良の『戦国自衛隊』をまず思い出しますが、本『戦国スナイパー』という作品は、より軽く、よりファンタジックといえます。
とはいえ、全五巻のうち二巻までしか読んでいないという前提ですが、「ゲート」同様に物語を読んでいく上での構成の破綻も無く、面白く読めた作品でした。
戦国時代で狙撃手としての腕を生かしのし上がっていく姿は思ったよりもしっかりと書き込んである印象です。
もちろん、話自体がテレビドラマ化もされた漫画「仁(じん)」と同様のタイムスリップものですので、細かいところを言えば色々とあるかとは思いますが、単純に楽しく読めればいいのではないでしょうか。
そして、私は楽しく読めました。