乙川 優三郎

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集英社

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不自由な武家社会の中で、不測の事態を切り抜けてゆく人々を描く小説集。郡奉行の一人だった半右衛門は罪を犯した友人の逃亡を助けたために罰を受ける。その後の不遇と人間不信から立ち直る男を描く「田蔵田半右衛門」、種痘術を学び国元に戻った青年医師が、将来を約束していた女性の変貌と向き合う「向椿山」など、いずれも繊細な言葉と、静謐な筆致で紡ぐ短編八編を収録。(「BOOK」データベースより)

 

己を見失うことなく生きようとする人間を描きだす八編の短編からなる時代小説集です。

 

多分四、五年も前に読んだ作品で、メモもとっておらず、その内容を殆ど覚えていません。ただ、藤沢周平に似た雰囲気を持っている、という印象を持ったことを覚えているだけです。

収められている短編夫々が、華々しい展開がある物語というわけではなく、武士のありようを静謐な筆致で描写してある、そんな作品集だったと思います。

またあらためてじっくりと読んでこの稿を書き改めたい、と思っています。

 

ただ、静かな物語を好む人であればまず間違いない作品だと言えるでしょう。

[投稿日]2015年04月08日  [最終更新日]2019年2月11日
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