福井 晴敏

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幻冬舎

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かつて、地球を壊滅寸前にまで追い込んでしまった人類。一部の者は月に逃れて地球の再生を待ち、地球に生き残った人々は、おぞましい滅亡の記憶を封印した…。それから二千年の時を経て、月の民は地球帰還作戦を発動。決行に先駆け、地球に送り込まれた「献体」の中に、少年・ロランがいた。文学と「ガンダム」の歴史的コラボレーション。(上巻 : 「BOOK」データベースより)

地球人としての生活に安息を覚えるロランをよそに、地球帰還作戦は決行された。抵抗する地球人だが、宇宙的兵器を操る月の民の戦力には遠く及ばない。しかし地球人が過去の遺産=“ターンA”を発掘したことから、戦力は均衡。ロランは“ターンA”に乗り込み、月の民と戦うことに。エンターテインメント界の寵児が放つ、新世紀の「戦争と平和」。(中巻 : 「BOOK」データベースより)

夥しい爆発の光が咲き乱れる宇宙は溶鉱炉と化し、次々と墜落する機体が月面を灼熱させる。多くの人間を犠牲にした戦争もついに佳境に。“ターンA”のコクピットで、ロランが見つける真実は?そして“ターンA”の意味とは?「ガンダム」の歴史に新たな一ページを刻み、小説の無限の可能性を提示するSF大河ロマンの金字塔。怒涛の完結編。(下巻 : 「BOOK」データベースより)

 

月面と地球上とに分かれて生き残った人類間の闘争を描く、福井晴敏が描くガンダム小説としての文庫本三冊からなる長編SF小説です。

 

福井晴敏という作家を最初に知った本です。図書館で「ガンダム」との文字があったのですぐに借りました。

ガンダム自体はアニメのガンダムシリーズの第一作である「機動戦士ガンダム」の最初の数話分程しか見ておらず、知らないも同然です。

アニメを全話通して見るのはなかなか難しいものです。しかし、ガンダム物語の世界観は当初から面白そうだとは思っており、その小説版であるからにはすぐに飛び付きました。

 

 

本書はもともと「∀ガンダム(ターンエーガンダム)」という全五十話のテレビアニメ作品であったものがノベライズ化されたものです。

まず角川スニーカー文庫から全五巻の「∀ガンダム」として発売され、次いでハルキ・ノベルスから∀ガンダム(上・下)として、幻冬舎文庫から「月に繭 地には果実」(上・中・下)、幻冬舎から「月に繭 地には果実 From Called “∀” Gundam」としてハードカバーで、講談社BOXから「∀ガンダム 月に繭 地には果実」(上・下)として次々と出版されました(ウィキペディア : 参照)。

 

 

そもそも私が知っている「ガンダム」は「機動戦士ガンダム」しかないものですから、少々戸惑いましたが、最後まで読んでみたら構成もしっかりとした、普通の、というのも変ですが、SF小説であるのに驚きました。

そうした普通のSFとして見ると結構面白い物語です。本書でも少々説明的では、と思う個所もありますが、それは福井晴敏という作家のスタイルと割り切って読むべきなのでしょう。

ガンダムだからというわけではなく、冒険SF小説として面白い小説でした。

[投稿日]2015年04月18日  [最終更新日]2020年2月10日
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