福井 晴敏

イラスト1
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文庫

幻冬舎

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かつて、地球を壊滅寸前にまで追い込んでしまった人類。一部の者は月に逃れて地球の再生を待ち、地球に生き残った人々は、おぞましい滅亡の記憶を封印した…。それから二千年の時を経て、月の民は地球帰還作戦を発動。決行に先駆け、地球に送り込まれた「献体」の中に、少年・ロランがいた。文学と「ガンダム」の歴史的コラボレーション。(「BOOK」データベースより)

福井晴敏という作家を最初に知った本です。図書館で「ガンダム」との文字があったのですぐに借りました。ガンダム自体はアニメのガンダムシリーズの第一作である「機動戦士ガンダム」の最初の数話分程しか見ておらず、知らないも同然です。アニメを全話見るのはなかなか難しいものです。しかし、物語の世界観は当初から面白そうだとは思っており、その小説版であるからにはすぐに飛び付きました。

本書はもともと「∀ガンダム(ターンエーガンダム)」という全五十話のテレビアニメ作品であったものがノベライズ化されたもので、まず角川スニーカー文庫から全五巻の「∀ガンダム」として発売され、次いでハルキ・ノベルスから∀ガンダム(上・下)として、幻冬舎文庫から「月に繭 地には果実」(上・中・下)、幻冬舎から「月に繭 地には果実 From Called “∀” Gundam」としてハードカバーで、講談社BOXから「∀ガンダム 月に繭 地には果実」(上・下)として次々と出版されました(by Wikipedia)。

そもそも私が知っている「ガンダム」は「機動戦士ガンダム」しかないものですから、少々戸惑いましたが、最後まで読んでみたら構成もしっかりとした、普通の、というのも変ですが、SF小説であるのに驚きました。普通のSFとして見ると結構面白い物語です。ここでも少々説明的では、と思う個所もありますが、それは福井晴敏という作家のスタイルと割り切って読むべきなのでしょう。

[投稿日]2015年04月18日  [最終更新日]2015年4月18日
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