J・ダシュナー

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KADOKAWA/角川書店

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太陽フレアによって地上の大部分が破壊されてしまった現在。世界を救うため、WICKEDという機関を創設し、その鍵となるべく集められていたトーマスたち。巨大迷路を無事に脱出した次のステージは、灼熱の世界。白熱の太陽に照らされ、干からびた平地が延々と続いている中に放り出された彼らは、北に小さく見える街を目指す。はたして生き残ることはできるのか―。彼らの友情が、今試される!大人気、サバイバルアクション!(「BOOK」データベースより)

メイズ・ランナー三部作の二作目です。一作目からすると、個人的な関心は下がったとしか言えない作品でした。

何より本巻では、太陽フレアに襲われた世界を救うべく設立されたWICKEDという機関の存在、などの謎の一端は既に明らかになっていること、それに一番の関心事であった「迷路」の存在が無くなっていることが大きな障害になっています。

もちろん、本巻でもWICKEDという機関そのものの正体や、トーマスとテレパシーでの意思疎通が可能だったテレサの存在がまだ明らかになっているわけではありません。更に、新たな仲間たちとの灼熱の世界での冒険譚が待っています。

前巻ほどではないにしても、主人公たちが挑戦させられる「試験」の持つ意味、トーマスがたまに見せる過去の記憶、そしてテレサとの関係と、解明されるべき残された謎への期待感はそれなりにあるのです。

その上でまっている冒険譚はそれなの面白さは持っています。ただ、どうしても既存のアンデッドものに近い印象はぬぐえず、決して物語としての個性が豊かとは言えないところはネックですが。

[投稿日]2016年11月14日  [最終更新日]2016年11月14日
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