文庫本で全4巻の大作です。主人公7人の子供時代と成人してからの両方の時代が描かれます。キングの回想シーンというか、1950年代の描写は実にノスタルジックです。その雰囲気を醸し出すためにも緻密な描写が必要なのでしょう。
7人の子供達はかつて、IT = ピエロと戦っていた。27年後の今、かつての子供たちはまたIT = ピエロと戦いに戻ってきたのだ。デリーの町に正気を取り戻すために。)
青春小説、ファンタジー、ホラー等様々な要素がびっしり詰まったキングの最高傑作のひとつだと思います。少々長いけど、読了後の達成感はその読んだページ数以上のものがある筈です。
2015年4月現在、何故かAmazonでは一巻目しか見当たりません。検索にもかからないのです。というわけで、写真及びAmazon文字列のリンク先は「IT」の第一巻目だけです。楽天Booksにはありました。