刑事・雪平夏見シリーズ(2020年03月22日現在)
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テレビドラマは大河くらいしか見ない私ですが、テレビドラマ「アンフェア」の結構良い評判に魅かれ、ケーブルテレビで映画「アンフェア the movie」があった時に見てみる気になりました。
しかし、その出来があまりにひどく、当然、原作など勿論読む気にはなりませんでした。
ところが、ある日たまたま図書館で「アンフェアの原作」という謳い文句に魅かれて『殺してもいい命』を借りてみたところ、これが構面白いのです。
無駄に美しいと評される雪平夏見の活躍が、誉田哲也が描く『姫川玲子シリーズ』の主人公である姫川玲子にも似ていながら、また独自のカラーを持って活躍しているではないですか。すぐにこの作家の作品を多数予約しました。
すると、原作である『刑事・雪平夏見シリーズ』は映画版とは異なりシリーズそのものが面白かったのです。雪平夏見の破天荒ぶりは突き抜けていて、それが作品世界をうまく構築していました。
こういう物語は嫌いじゃありません。正直なところ、『姫川玲子シリーズ』と比べれば作者には申し訳ないけど魅力は落ちますが、この物語はそれとして面白く、お勧めです。
ただ、TVドラマは未見ですが、映画はいただけない。