秦 建日子

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刑事・雪平夏見シリーズ(2020年03月22日現在)

  1. 推理小説
  2. アンフェアな月
  3. 殺してもいい命
  1. 愛娘にさよならを
  2. アンフェアな国

 

テレビドラマは大河くらいしか見ない私ですが、テレビドラマ「アンフェア」の結構良い評判に魅かれ、ケーブルテレビで映画「アンフェア the movie」があった時に見てみる気になりました。

しかし、その出来があまりにひどく、当然、原作など勿論読む気にはなりませんでした。

 

 

ところが、ある日たまたま図書館で「アンフェアの原作」という謳い文句に魅かれて『殺してもいい命』を借りてみたところ、これが構面白いのです。

無駄に美しいと評される雪平夏見の活躍が、誉田哲也が描く『姫川玲子シリーズ』の主人公である姫川玲子にも似ていながら、また独自のカラーを持って活躍しているではないですか。すぐにこの作家の作品を多数予約しました。

 

 

すると、原作である『刑事・雪平夏見シリーズ』は映画版とは異なりシリーズそのものが面白かったのです。雪平夏見の破天荒ぶりは突き抜けていて、それが作品世界をうまく構築していました。

こういう物語は嫌いじゃありません。正直なところ、『姫川玲子シリーズ』と比べれば作者には申し訳ないけど魅力は落ちますが、この物語はそれとして面白く、お勧めです。

 

 

ただ、TVドラマは未見ですが、映画はいただけない。

[投稿日]2015年04月15日  [最終更新日]2020年3月22日
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