無料! 伊東潤氏による、熊本城築城を描いた物語

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歴史小説を書かれる伊東潤氏の公式ホームページを見ていたら、わが郷土熊本自慢の名城「熊本城」の築城秘話を描かれた小説『もっこすの城 熊本築城始末』が連載されていました。

■ こちら『もっこすの城 熊本築城始末』から読むことができますよ。

■ 「NHK Web magazine」でも読めるそうです。是非どうぞ。

加藤清正と共に尾張から肥後に移り住んだ築城家の青年が、地元の人々と力を合わせて、最後には熊本城を造り上げるという長編小説です。

とのことです。

実は私は、2012と14年の二回、熊本城に行き、徹底的に見学することができました。
それゆえ震災による熊本県の被害と熊本城の崩壊には、ひどく心を痛めていました。
そのため当初の予定を変更し、この企画に取り組むことにしました。
戦国時代の人々がゼロから造った熊本城です。われわれにできないことはありません。
熊本城をよみがえらせるために、皆で頑張りましょう。

という言葉もありました。

熊本市内の中心部に位置する熊本城は、市街に出かけるといやでも目に入ります。倒壊した長塀はもちろん、天守閣も瓦が落下した悲惨な状況が目の前にあるのです。

熊本市に住む人のほとんどは早めの復旧を願っていますが、石垣の完全な修復までを考えると熊本市役所のホームページ内の『熊本城復旧基本方針』内のpdfファイルに、被害総額は約634億円、「基本計画の計画期間は概ね20年とします。」( 熊本城復旧基本方針について : 参照 )と書いてありました。

それでも、みんな熊本城は我らのシンボルだと声を揃えて言います。お城の一日でも早い復旧を心から願っているのです。そうした折のこの作者の言葉はとても有難く、うれしいものでした。

だからというわけではないのですが、第155回直木三十五賞候補にもなった『天下人の茶』の作者のせっかくの無料連載です。一度目を通すいい機会ではないでしょうか。

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