安生 正 雑感
1958年生まれ。京都大学大学院工学研究科卒業。
2013年、『生存者ゼロ』で作家デビュー。同作で第11回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞。
2014年11月の現在で出版されている2冊は共に自衛官が主人公として活躍しています。作者の経歴は詳しくは判ってはいないのですが、なんらかの自衛隊関連の職務に就いていたのではないかとも思う程に自衛隊関連の描写がリアルです。しかし、単に「建設会社勤務」との記述だけがあるので、資料により書かれたのでしょう。作家であれば当然なのかもしれませんが、『生存者ゼロ』での細菌などの生物学、『ゼロの迎撃』での国内防衛システム、自衛隊関連法規等の描写など、その調査は詳細で良く調べられていると感じました。
2014年11月の時点でまだ二冊しか出されていないので、これからが楽しみな作家さんです。
[投稿日] 2015年04月06日 [最終更新日] 2015年4月6日