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伊与原 新 雑感

1972年、大阪生れ。神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻し、博士課程修了。2010年、『お台場アイランドベイビー』で横溝正史ミステリ大賞を受賞。2019年、『月まで三キロ』で新田次郎文学賞、静岡書店大賞、未来屋小説大賞を受賞。他の著書に『青ノ果テ 花巻農芸高校地学部の夏』『磁極反転の日』『ルカの方舟』『博物館のファントム』『梟のシエスタ』『蝶が舞ったら、謎のち晴れ 気象予報士・蝶子の推理』『ブルーネス』『コンタミ』がある。
引用元:伊与原新 | 著者プロフィール | 新潮社

 

伊与原新氏は、上記プロフィールにもある通り、横溝正史ミステリ大賞を始めとする各種文学賞を受賞されておられる作家さんです。

ところが、このたび2020年10月に出版された伊与原新氏の『八月の銀の雪』という作品が、2020年下半期第164回直木賞の候補作となり、更には2021年本屋大賞にもノミネートされました。

 

 

残念ながら直木賞は西條奈加氏の『心(うら)淋し川』に決まりましたが、伊与原新氏の『八月の銀の雪』もかなり良質な作品でした。

 

 

作者の伊予原新氏は「面白くてためになるのが究極のエンタメだと思っている」と発言されています。( KUMON now!OB・OGインタビュー : 参照 )

その言葉通りの面白くそしてためになる物語を期待できる作家さんだと思われます。

ほかの作品も読んでみたいものです。

[投稿日] 2021年01月23日  [最終更新日] 2021年1月23日
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